交響詩篇エウレカセブン 第32話

第32話「スタート・イット・アップ」
地底のコーラリアンへの攻撃が本格化した。レントン達は新型ニルヴァーシュのためのボードを急いで受け取る為に祖父アクセルの待つベルフォレストへ向う。

今回の見所はアクセルの格好良さに尽きる。
他の誰にも作れないボードを作る職人としての技術、祖父として親としてレントンに不器用ながらも最大限の事をしてやろうという気骨、少女達を気遣う大人としての眼差し。もうね、青野武の声が格好良過ぎ。成長していくレントンに対する寂しさを語るモノローグ、そしてボードに添えられた手紙。最近のレントンの成長振りと相まって泣けてくる・・・。
そしてレントンの方もじっちゃんとエウレカを信じてボードも無いままタイプZEROの待ち受ける空中に飛び出す、すごい度胸で格好良いよレントン。アクセルは死んだかと思ったけど生きてて良かった。
一方のアネモネ・ドミニク側はどんどん落ちぶれてく感じが。もう少し重要視されているかと思ったアネモネはもう完全に捨て駒扱い。たぶんエウレカのコピーだと思うんだけどその出自や意味が明かされないまま捨てられてしまうとは・・・。

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交響詩篇エウレカセブン 第29話

第29話「キープ・オン・ムービン
レントンを調べる為にベルフォレストを訪れていたドミニクはレントンの祖父・アクセルと出会う。一方レントンはエウレカの秘密をタルホから聞く。

ドミニクきゅんは本当に美味しい所を持っていきますね。まだ地図が読めなかったり、バイクをすぐダメにしてしまったり、文句言いながら修理してもらって結局情に流されそうになって泣いたりと女性ファンのハートをがっちり掴んでそう。でも上司には信用されて無いみたい。
レントンとエウレカの始めた艦内掃除がみんなに広がっていくのは普通に気持ちいい。エウレカの秘密はあんまり考えないようにしていたのでビックリという感じでもないが意外は意外。このあたりの謎をもう少し上手く小出しにして視聴者に推理を楽しめる環境を作ってくれればもう少し作品の評価が上がっただろうに、残念。立場がはっきりしたことでレントンが突き進んでかっこ良くなってくれるといいなぁ。

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交響詩篇エウレカセブン 第26話

第26話「モーニング・グローリー」
チャールズ夫妻と州軍の包囲網が完成しつつある中エウレカは単身レントンを探しに飛び出してしまう。一方のレントンは入れ違いに月光号に辿り着き危機を知らせようとするが・・・。

時間が無くて感想書きそびれてしまったがレントンの家出からやたら脚本が良くなった。
徐々に気持ちを自覚しつつあるエウレカがホランドに反発してまでレントンを探しに行くくだりは気持ちいい。軍から抜け出しても結局やりたい事の無いエウレカが初めてどうしようもない衝動に駆られて行動を起こす。エウレカとレントンの出会いがようやく双方向で繋がった瞬間だ。
何だかんだ言って子供達もレントンの帰りを待ってたのも嬉しい。反面未だに吹っ切れないホランドはなぁ・・・。しかし「ハイアー・ザン・ザ・サン」の時みたいに弾道飛行すれば包囲網抜けれるのでは?
一方のチャールズ夫妻の方ですが何か不気味ですねぇ。レントンに見せた優しい顔とは対照的な残虐的な顔をする夫妻。それは彼等の本質なのか一部の闇なのか。敵意はホランドだけに向けられるのかと思ったけどエウレカに対しても容赦ない。
最後、超常現象で軍を撤退させてしまったがやはりここはニルヴァーシュで完全に軍を蹴散らして欲しかった。まぁ、ニルヴァーシュ自体肩の装甲がはがれているあたり世界の謎に直結する描写なんだろうが。来週のチャールズ夫妻はランバラルっぽい。死亡フラグくさいなぁ、怖い怖い。

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エウレカセブン9話

「交響詩篇エウレカセブン」第9話「ペーパームーン・シャイン」
シナリオ的にまだまだ不満の有る感が強いエウレカセブンですが今回はシリアスかつ話が動いてまぁまぁ良かった。反政府活動を行う宗教組織・ヴォダラクの聖地、シウダデス・デル・シエロに駐留するゲッコーステイトだがこの地はかつてホランドやエウレカが軍の特殊部隊として虐殺を行った土地であり、それを知らずに無邪気にリフをしようとするレントンをホランドは殴ってしまう。1人で飛び出したレントンはヴォダラクのおばさんと再会しこの地の過去や軍のやり方を聞く。自分の知っていた世界・知識が狭く歪められた物である事を認識したレントン、彼にとって今回の事は大きな経験となったようだ。レントンを探しにきたエウレカに石を投げる住人。エウレカは自分が軍の犬だった事を告白し自分達は使命が有りそのために戦争をしているのだと言う。煮え切らないエウレカに反発し一人でも軍と戦う事を決意するレントンにニルヴァシューが答える。意思の有るロボット大好きな自分としてはこういう演出好き。エウレカの「ニルヴァーシュがレントンに従えって・・・」はそれ君の意思じゃなくてまた他人の意見に従ってますが、というツッコミはまぁ今回は大目に。複座壊れたのでエウレカと一緒のコクピットに座るレントン、やっぱこの絵いいよね。最後、今回の責任を全て背負おうとするレントンに対しホランドは殴った事の罪滅ぼしかリフボードのパーツを渡し、レントンが正式メンバーになった事を告げる。営倉入りの時とかもうそうだけどホランドのこういう照れ隠しや辛いけどあえてするみたいなオチの付け方個人的に良い。やっぱり藤原啓治はこうでなくちゃ。
今回偉いのは今までエウレカに嫌われそうな事は絶対にしなかったレントンがエウレカに反発してまで戦おうとした事。戦争に巻き込んでいる事を謝って欲しい訳じゃなく「一緒に戦おう」と言って欲しかったんだろなぁ、レントン的に。レントンは全てを望んでいる訳では無いし、エウレカと居れば全てを許容できる訳でもない。その辺りを自覚的に行動できるか、或いは無自覚のまま突き進むのかによってシナリオ的にふり幅が出てくると思います。なんにせよロボット物の主人公は格好良くあって欲しい。

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エウレカ

アニメ新番組も3~4話見てだいぶ評価が固まってきましたがとりあえず1本、「交響詩篇エウレカセブン」について書きたいと思います。

周知の通り今期のアニメの中では作画レベルはトップ、今のところ崩れも無し。メカデザインは河森正治(マクロス・アーマードコア等)ですがそれ以外にも宮武一貴・武半慎吾(ガサラキ・ラーゼフォン等)・柳瀬敬之(同人でガンダム描いてる人)などデザインに協力している人が良いのか全体的にセンスも良くメカ作画もレベルが高い。
そしてキャラ作画の方ではキングゲイナーで一躍名を馳せた吉田健一の独特のセンスがちょっと面白い。特にヒロインのエウレカ、当然可愛い女の子だが普通ボーイミーツガール物ならありそうな「満面の笑顔」が無い。美しく、柔らかく、そして微妙に無機質なエウレカの表情。特にOPの映像なんかが顕著だが、場合によっては怖く見えるぐらいの表情を描いてしまうのはなかなかの勇気だ。また、ゲッコーステイトのお姉さんキャラ・タルホにしても美人秘書タイプの「出来る女」的なデザインをするのが普通だと思うが(CVの根谷さん的に鋼錬のホークアイを思い浮かべてもらうとちょうどいい)このキャラ目がやさぐれてるところがポイント。脚本からこういうデザインになったという言い方もできるが単純に綺麗な物から半歩ずらしたデザインが多いのがこの人のデザインの面白い所だ。
他にも面白いと思うのは主役メカのニルヴァーシュの複座。戦闘機のように前後の複座はともかく左右複座は今まで無かったデザインでは無いだろうか。当然車に変形できるからという理由もあるが心象としては「対等な関係」が描きたかったのではないかと主張したい。ロボット物の作品であれば男主人公がヒロインを守って戦うのがセオリーだがこの作品では一方がもう一方を守るのではなく、二人が力を合わせる事によって可能になる事がある、そういうものを描き出そうとしているのでは無いだろうか?戦う二人が一緒の機体に乗る事はすごく面白そうだが逆に言えば脚本的には動かしづらいはず。今後どう動かすか期待したい。
次にエウレカやホランドの持つトラフパーの波を読む能力について。ロボット物の主人公達がなぜ強いのか?1:乗ってる機体が最新鋭2:超能力とかニュータイプ能力3:精霊とか運命とか神がかり的な要素 のいずれかが殆どの場合答えになるがエウレカ達の強さの秘密は波を読む能力=自然と調和する能力ってのが面白い。また、ホランドがレントンに言った「信じる物が無い奴にカットバックドロップターンが出来るはずが無い」という台詞が興味深い。波を信じ、己を信じ、機体を信じ、仲間を信じて出来る技。或る意味スポーツにも似たその信念が主人公を強くするってのは非常にカッコいい設定だ。

これから本格的に面白くなるかどうかは今後の脚本しだいだが今までの数話分だけでもかなりの面白い要素が詰まっている。「イノセント」や「スチームボーイ」が『アート』だとすればエウレカセブンはその対極に位置する『エンターテイメント』に他ならない。ここまで濃厚なエンターテイメントも久しぶりなのでぜひとも頑張って欲しい。

あと、EDの作画もすごい。何がすごいってノーカットでカメラ流してゲッコーステイトメンバー全員映しちゃうとこ。こういうのは作画大変なので(特に背景)3Dでしか普通やらないと思うのにかっちり2Dで描いちゃってるのが偉い。特にニルヴァーシュの足元数メートル前に立っていると思われるハップを映した後、カメラがそのまま奥に進むのだが、ハップに対するズームのスピードと後のニルヴァーシュに対するズームのスピードが微妙に違って見える部分は上手い。実写でそうなるのかどうかは知らないがこの描き方をすると遠近感とニルヴァーシュの巨大感が表現できるのだ。コレも普通だったら均等なズームスピードにしてしまう所だろうなぁ・・・恐るべしエウレカスタッフ。

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