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アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ7話の重箱の隅

第7話「I wonder where I find the light I shine...」の小ネタ紹介・解説・考察・感想です。
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砕けたガラスの映像と共に未央の前回の台詞が流れる。しかし良く見るとPの足元・後ろにガラスは飛び散っている。ここで砕けているのはPの心かも。

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Pの元を去る未央に重なる3つのシルエット。シンデレラプロジェクトの欠員が3人居たということで絡めて考えることもできるけど多分イメージ的な物だと思う。

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卯月の申し出を断りつつこの表情。立場上自分が行かなきゃいけないとしつつも踏み込むのが怖い。どんな手段でも使う覚悟が有ればさっさと卯月・凛を投入して全力で説得すればいいだけ。時計は35分を指している。この時間は1話ラストの時間、つまり卯月と凛が揃った時の時間なので未央が加入する前の状態に後退してしまった事を表している。
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時計の事から考えるとこのカットも1話の公園のベンチを思わせるように描いてるのだと思われる。アバンのBGMが時計の秒針をイメージした感じの物になっていてタイトル表示のタイミングでポーンと時報みたいに聞こえる。

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サブタイトル「I wonder where I find the light I shine...」は意訳すると「私の輝く場所はどこに有るのだろうか」といった感じでしょう。下は6話のカット。CPルームのカットと同様卯月と凛の間にスペースが空いている。

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莉嘉やみりあの歯に衣着せぬ物言いは子どもならではですが全体のバランスとしては良い感じに作用してると思います。6話でニュージェネ以外のキャラも同様に現実が見えてないと書きましたがここではPが未央に対してだけでなく他のメンバーに対してもコミュニケーションが足りていない、意思の疎通が上手く行っていない事が垣間見える。みくは汗かいているので怒ってるというよりまた焦っている気がする。未央が戻らなければCP全体の見直しも有り得るしニュージェネに補充メンバーを入れるなら新規で探すにしても既存メンバーから入れるにしても計画が狂うのは間違いない(恐らく衣装や楽曲の発注がすでに行われているはずだから)。ここでみくが代わりに入れば良いというのはまったくの筋違い。

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未央のスマホ画面。Pも卯月・凛も少なくとも1度は連絡しているが返信していない。

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未央の部屋、折りたたみのテーブル、ゲーム機がPS2っぽい等凄い庶民感。ルービックキューブが有るのはみくから貰ったのだろうか。

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髪の毛ボサボサの未央。今日が平日なら学校は多分休んでる(卯月・凛が制服で事務所に来ているので平日?)。舞踏会から逃げ帰ったシンデレラが元のみすぼらしい格好に戻るのと掛けているのかも。
「貴方だけの問題では」という言葉は悪手。未央は自分のリーダーとしてのやり方がまずくて失敗したと思っている部分があるのでそこで仲間を使ってプレッシャーを与えても逆効果。P的には仲間思いの感情で引き戻そうとする狙いかも知れないが未央の感情とずれてる。このシーンの台詞に「当然の結果」という6話の言葉に対する釈明が一切無いのも良くない。Pも余裕無いが未央も叫ぶ時にうっすら汗が書いてあるので本人もどうしたら良いのか分からず精神的に追い詰められているっぽい。

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卯月がガラスを踏むカットは解釈が難しいけどPが地雷を踏んでしまった(凛の分をこれから踏む)暗喩かな?
未央説得に行き問題解決に動いているように見えるがPは二人の方を向いておらず心は逃げている。卯月達に未央の住所を教えないのは個人情報の問題ではない(1話で卯月を凛の家まで連れて行っているので)。自分で解決すべきだと思っている事(そこがPの真っ直ぐで不器用な所)、卯月達を説得に当たらせて駄目だった場合それ以上の手が無く事実上追い詰められる事を恐れていいるのではないかと思います。

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単純に心配なのも有りますが卯月が来て無くてこの表情になるのは凛にとってアイドルをやる動機がしっかり固まっていない事の現れだと思います。悪く言えば「周りがやってるからやってる」「一緒にやってるのが楽しいからとりあえずやってる」状態で、それがPとの会話に繋がる。

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何気に上手く出来てるなーと思ったのがこのシーン。まず物理的な距離が精神的な距離を表しているし、Pが座ったっまなので凛の目線の方が上でさらにPが俯いているので完全にPが凛に叱られる構図になっていて会話上の上下関係が見える。ここでもPは目が合わせられず逃げているのがはっきりと分かる。

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会話の口パク抜きの動き、途中で目だけ少し上を見て凛を伺ったり喋る前に1段下を向いたり完全にビビってる。

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距離を詰められると今度は視線を横に逃がす。

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凛の方も責めながらひどい顔してる。「教えてよ」という問いに対し「申し訳有りません」ってのは答えになっていない。これは6話の未央との会話と同様。

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美嘉はアニメでは良い所しか描かれていない印象ですが原作では少し見栄を張っていて繊細だったり恥ずかしがりだったりする部分があります。今回は素に近い美嘉が描かれてますね。莉嘉の「あの人何考えてるか分かんない」という台詞はニュージェネ以外のCPメンバーも同様にコミュニケーションが足りてないという証拠。
ちひろさんは部長に報告してこっそり助け舟出してます。

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凛の机の花はエゾギクで花言葉は「あなたを信じているけど心配」だそうです。花に関しては詳しくないので名前が出てこないと調べようがないのですが、こちらの記事が詳しく書かれていますので7話登場の花について興味の有る方はそちらへどうぞ。
凛がベッドで胸に手を当てる場面は1話にも有りましたがあの時有ったアイドルという未知の世界に対する胸の高鳴りが今は消えているという描写だと思います。Pへの信頼が消えたという意味でも1話当時へ巻き戻っています。

Imas_cg718 ラブライカにライブの感想を尋ねる時の顔。でも尋ねた後また視線を下げちゃう。Pとしては勇気出して聞いてるんだろうなぁ。とにかく「向き合う」「踏み込む」事を怖がっている。

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ラブライカとの距離もやはり遠い。ちひろさんがPのすぐ横に立ってないのもそういう意味なんだろうか?ラブライカの感想は未央に対する答えの一つ。ニュージェネにとっても本当はあそこが第1歩だったはずが2歩目あるいは数歩目と勘違いしてしまった。未央が勘違いしたというのはすでに理解しているがその中身について上手く共有できていない。

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部屋のポスターが以前と少し変わって346プロのポスターから美嘉達の物になり配置も逆に。ベッドの手前にある顔のクッションはひょっとして未央のスマホに付いている物と同じキャラ?

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卯月の見舞いに来てこの表情。Pは卯月の体調不良を精神的な物と思っていたのか、もしくは見舞い自体が現実逃避なのかも。

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居間に置かれた大量のCDは親馬鹿の印(卯月が買った・貰ったなら部屋にあるはず)。1枚だけ封を切ってあって他は包装されたままなのが細かい。
CDから連想して未央についての暗い話になると思いきや卯月はまるで屈託がない。この反応は実は少し怖い。卯月がPをどれくらい信頼しているのかが読みにくいのに卯月は不安をまったく口にしていないので無意識の内に暗い考えをカットしているかのようにも見える。まるで自己防衛のためにブレイカーを落としているみたい。6話ラストの未央との会話や7話での卯月達の会話からすれば少なからずPの信用は下がるはず。にも関わらず未央の現状を尋ねない、Pの考えも聞かない、解散の危機なのに今後の見通しも気にせず楽観的な事だけを語る。凛の状況を知らないとはいえPの顔色が悪いのを風邪かと思うのも少し抜けている。アニマスを見た上ではこのシーンをただの「前向き」と捉えるのは難しい。シリーズ後半の布石にしか見えない。
このシーンで見えるカレンダーによると劇中は6月っぽい。

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今度こそ来るかと身構えるけど卯月は自分の事だけを話す。卯月は養成所時代に仲間が次々と辞める体験をしている。その上でこの態度は悪く受け取れば、誰が辞めても自分は続けていけるという事であり、そういった事態に対して鈍感であると考えられる。
6話ではずっと卯月の焦りを描いてきた。本来6話は未央が失敗する話なので卯月の焦りよりも未央の好調を描く方が落差になり理にかなっているにもかかわらず。その意味を考えるとどうにも後が怖い。
もちろん言うまでもなくPはポジティブに卯月の言葉を受け取っている。自分が選考理由と言った、卯月がそれだけは自信があると言った「笑顔」。ここは良い意味で1話に立ち返っています。そしてここからライブに対するPの認識が「十分」から「成功」に切り替わります。P自身あのイベントを「十分」だとは思っていても「成功」とまでは思ってないのです。それはやはりPも数に捕らわれてそれ以外の「成功の基準値」を持っていなかったからです。Pが何故踏み込んで説得できなかったのかというとPの中に説得出来るだけの材料が無かったことも大きいのです。

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このシーンちょっと分かりづらいので説明すると、CPルームの外に有る傘立てに傘を刺す→CPルーム内のPの部屋に有る写真を回収する→Pの個室からCPルームに出たらみく達と鉢合わせする→みく達はCPルームの入口付近。
CPルームの大体の間取り(多分)。入り口が二重扉になってるっぽくてそこを過ぎると左右に小部屋があってPの個室と6話でインタビューに使った応接室、残りが普段アイドルが居る大部屋。

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ここで6話以降初めてアイドルの欲する答えをちゃんと返してます。

  • 6話未央「お客さんめちゃくちゃ少ないじゃん!」→「十分です」「今日の結果は当然の物です」
  • 6話未央「何で?私がリーダーだったから?」→答えられず
  • 7話凛「未央来てないよ」→「そのようですね」→凛「それだけ?」→答えず
  • 7話凛「未央は?追い返されたの?」→答えず
  • 7話凛「それでいいの?」→答えず
  • 7話凛「あたし達どうなるの?」→「こちらで調整を」
  • 7話凛「調整?何それ?」→「その…皆さんは各々できる事を行って下さい」
  • 7話凛「この状況は何なの?あんたはどうするつもり?」→「見解の相違が有ったことは認めます」
  • 7話凛「何で未央を連れ戻しに行かないの?」→「まだ本人が本調子でないので」
  • 7話凛「あんたは何を考えているの?」→「申し訳ありません」

形式的には答えていても相手を納得させるような答えになってないんですね。ほとんど明言を避けています。6話の最後、あそこはPなりに考えて踏み込んだ答えを返したんだと思います。しかし結果は御存知の通りでせっかく出した勇気があの場面で粉々になってしまったんですね。それ以降の会話は本当に「逃げ」があからさまに見えます。
自信を持ってまっすぐに会話した結果、一番不安なみくがPへの信頼の言葉を口にしてる所がポイントです。みくは5話の件で「Pはちゃんと話ができれば意思疎通できるしちゃんと動いている」というのが有る程度分かってる、ただ話すまでが大変なだけで。

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Pが傘を持って行かなかったのはCPルームの外で部長と鉢合わせになったのでそこで気を取られて忘れた。そして外に出た時に一旦タクシーを探すような動きをしてます(進行方向とは逆に向き車道側を見ながら画面手前方向に走る)。恐らくとっさにタクシーが見つからなかったので時間が惜しいため走った、という事だと思われます。芝居が細かいですね。

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2話辺りの時に「Pの役割は何なのか?」という疑問が出ました。王子様なのか魔法使いなのか。その答えが「車輪(カボチャの馬車=シンデレラを運ぶただの道具)」だったわけですね。Pは元々魔法使いだった。そして失敗から感情のいらない道具になった。でも元が人間なので一つだけ感情が残った、それが「笑顔を求める気持ち」、といった感じでしょうか。

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卯月からのメッセージ。

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通報した人は1回目の訪問時にPの後ろを横切っていた人。タイミング的に警備員かと思ったけど帽子のマークは警察官の物の簡略デザインぽいので本職か。この団地?がセールスお断りなのでスーツでも2度目なら不審者扱いなのね。
この時点で事務所出発から1時間経過してます。渋谷付近から1時間(最寄り駅からタクシー含む)なので卯月や凛に比べると事務所から遠いっぽい(設定上では千葉出身)。

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未央はこのシーンでPに顔を見せないし、視聴者にも見えないようになっている。最後にようやく見える表情は「嫌な物放り出してホッとしている」表情ではない。テンプレの表現だけど数カットに渡りちゃんと適用することで効果を上げている。

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ドアに挟まれるというのは2話で未央がエレベーターでやっている。ドアの向こうは居住者だけの空間なのでここは明らかに未央のパーソナルなスペース(物理的にも精神的にも)に踏み込んでいるという表現。しかもPから未央の表情は見えなかったので未央が嫌がっているのか本当は止めて欲しいのか表情からは分からない、分からないけどあえて踏み込んでいるというのが肝です。

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未央は自分がリーダーだからしっかりして成功させなきゃと思っていたけど客が少なくて失敗したと思っていた。Pも失敗・成功の基準は数でしか見れていなかった。しかし卯月は自分が笑顔で歌いきれるかどうかだけを問題視していた。そこで初めてPは数以外の成功の基準が有ることに気付かされた。

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「私逃げ出しちゃったし、リーダーなのに」という台詞はPにとっても身につまされる言葉だと思います。凛に言われた通り、アイドルを導く立場のPが逃げてた。要は似たもの同士の失敗と再生の話だったんですね。

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ここの感情芝居が上手いですね。伏せたまま袖で涙を拭って顔を上げるんだけどやっぱり涙が止まらなくてもう一度袖で拭く。シンプルなんだけど「何をさせると効果的か」ってのが現れてる。

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7話と1話看板の比較。全部7話の方が明るくなってます。

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話の都合上もありますが凛が1話のベンチにいるのは未練が有るという表現でしょう。実際事務所に行かなくても凛は店を手伝うことしかやることが無い。他にやりたい事なんて特に無い。
未央が謝っている時も反応が薄いのは別に未央に対して怒ってなくてPに対して失望してるだけだから。6話で未央が足早にステージから去った後凛は客の入りを見て自分達の力の限界を知っている。一生懸命やってあれだけしか客を呼べないということは自分たちの努力の他にPの力が必要、それなのにそのPが自分達に向き合おうとしない。それではこの先アイドルを続けていくことは出来ない。

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未央が「アイドル続けさせて欲しい!」って言った時の凛、台詞無しなんだけど瞳がうるんで唇を噛んで何かを耐えるような表情。一度夢中になりかけたアイドルを凛も捨てたくない、でもこのまま続けるのも無理という気持ちですかね。こういうところ止め絵でも行けるのに力入れてますね。

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原因を作ったのが未央でそれを拡大したのがP。原因の未央が仲を取り持つ事で3人の関係性が強化。Pのトラウマという膿出しが出来たのは後のことを考えるとラッキーだったかも。ここのちょっと情けないぐらいの未央の声の震えが良い。

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翌日アイドルが全員ゲーム初登場時の衣装。再スタートの意味。

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結局時計は42分を指すので総集編含めてのカウント?

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敬語を辞めるという提案は今回言葉のすれ違いから誤解が発生しているのでもっと親密な関係性を築いてすれ違いを無くそうという事。今回Pが首に手を当てるのはここだけ。本当に深刻な困り事の時にはやらないって事かな。

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ちひろさんは影に徹してますね。美嘉の台詞はもし美嘉がPの事を好きだったら(可能性は相当低いですが)切ない台詞になりますね。

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イベント会場に再度足を運ぶ3人とP。失敗をなかったことにしないために来ているので凛と未央の表情は苦い。

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じゃんけんは再度掛け声を決定するため物だけどやはり未央が勝ち元の鞘に。3話では他人の力を借りてステージに飛び出したけど今度は自分達の足だけで踏み出す。ここがニュージェネレーションズの真の第1歩。

■分かりやすさの必要性
今回ニコニコ動画でのコメントを見ていて頭が痛くなるようなコメントがちょくちょく有りました。

1つは「未央がリーダーというのは自称あるいはいつの間にか決まっていた」。
6話でちゃんと卯月が「頼もしかったです、さすがリーダーですね」って台詞言ってますから自称じゃない。同じく6話のラジオ出演でもリーダーとして紹介されている。1話前のことすら覚えてないのには驚きました。

他にはラストの提案が「調子に乗っている」。
今回の教訓を活かすための提案であるのにそれを何故か生意気な行為と捉えるのは国語能力が欠落しているとしか言えません。
こういった反応を見るとわざとらしいぐらいの分かりやすさが必要な気がします。今回外は雨、事務所は電気が点いていなくて真っ暗という表現、安直であるという意見も見ました。でもこういう分かりやすい提示がないと意外と通じない人が居るので仕方ないと思います。
あと雨が降ってるのは雨に濡れたPというのを演出するためが1番の理由ですがそれ以外はどちらかというとおまけみたいな物じゃないかと思います。
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こうして並べてみると島村家だけやたら明るい。これから寝るはずの卯月の部屋ですら明るいのは他の比べてここが希望の在処である事を示したい(あるいは後に卯月が中心の鬱展開が有った場合ここが「異常」である事を示したいのかも)ので他を暗くしているという事だと思います。

■Pの方向
こういうのはどこまで考えて作っているのか実際にはスタッフに聞かないと分かりませんが、今回Pは卯月に会って希望が見えるまで基本的にずっと画面の右側を向いています。もちろん例外も有りますがキャラが2人以上画面に入るようなカットではほぼ右を向いているかP自身が左側に配置されていることがほとんどです。
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上手・下手の概念で言うと画面左が進行方向なので右側はその逆、過去・後退の方向になる。
最初に未央の家を訪問した時に違和感がありました。それは対立する格好の未央とPが同じ方向を向いて会話をしていたからです。アニマスの20話の千早と春香が分かりやすいですが普通は意見が噛み合わない者同士の会話なら両者は向き合わせるのがセオリーです。それをしないのはPも未央も未来を見ていないからなんじゃないでしょうか。

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島村家から出た後は一転、左側に向いたカットばかりになる。ホームに入ってきた電車も左向き。これは卯月との会話で前を向くことが出来るようになったという演出と解釈できます。

■総評
6話に引き続きそれまでの要素を反転して使う手法がお見事。1クール目の真ん中で鬱展開なのは早過ぎるのではと思いましたが1~5話の内容を忘れられると成立しない演出が多いためこの早さなんですね。まぁ仕方ない。
未央叩きはまだしも凛やP叩きもそれなりにあって辟易しましたが個人的には普通に良かったと思います。正直叩いている人は社会人に夢を見過ぎだと思います。初日から来ないとか1日で辞めるとかざらにありますよ。
凛の表情が細かく描かれていたのが個人的に嬉しい。怒る時の顔とか公園でのウルッときた表情とか。逆に卯月は憂いのある顔とか見れなくて少々残念。凛に謝る時やフライドチキン前の未央の必死な顔や苦い顔も良かった、あっけらかんとしてなくて。
一つ苦言を呈するなら、画面暗すぎです。他のアニメでもそうですがモニターデフォの設定だと殆ど見えない暗さが多い。アバンのPが入ってくる所とか最初全然見えなかったです。

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コメント

毎週、考察を楽しみにしています。
7話の内容で、自分は「卯月の覚悟とぶれない強さがPを救った」ぐらいに思っていました。
ですが、今回の考察を読んで感服しました。
なるほど・・・言われてみれば一連の卯月の反応は怖いです。
このシーン以外にも、アニメスタッフが思いを込めて作っている細かい演出を、自分は気づけていないことを痛感します。
こちらの考察を読んで、よりアニメシンデレラガールズを好きになっております。

8話の考察もお待ちしています。

投稿: ギラリドン | 2015/03/07 00:25

お前状況わかってるのか、とツッコミたくなる卯月の様子は、方々の掲示板等でも議論を呼び込んでますね。
卯月のアイドルに対する「憧れ」の中身と、卯月自身の平凡さ(特別なものがないからこそ挫けず「がんばる」ことが取り柄)あたりを絡めて爆弾を仕込んでいるに違いない!という意見が多い印象。

ライブの成功の基準として、「笑顔」という要素を卯月に気付かされるまではプロデューサー自身も有していなかった(or忘れていた)という指摘はあまり考えていませんでした。未央とすれ違った瞬間も、彼は「数」として十分だ、未央のせいではないという考えだったわけですね。
なるほど、私はプロデューサーが卯月の姿勢に動かされのは、アイドル自身の主体性を見ずに車輪に徹していた彼が、卯月の姿勢をみてようやくあそこでアイドル自身に目を向けたのかなとか、NGとしての未来(と仲間)を信じている卯月の信頼に頬を引っ叩かれたのかなとか思ってましたが、「笑顔」ということを考えると、プロデューサーがなかなか未央との認識の齟齬を解くことに手間取っていたことや、全体の展開の流れがわかりやすいですね。

「笑顔」ということについて言えば、個人的にはプロデューサーが勧誘で口にするそれが気になります。ただのコミカルなセリフとして流されて、あまり議論に登っている姿を見ないのですが、それだけだとなんか気持ち悪いんですよね。なんであの強面の男が、アイドルプロデュースなんかやってるのか、アニメシンデレラガールズとしてのプロデュースとはなんなのか、そこらの掘り下げと絡めてくるんじゃないか(欲しい)とか思っていたり。

ネット上の稚拙な反応については、もう何かを読み解こう、受け取ろうという発想がないということでしょう。自分の好みとかがまずあって、反射的に反応しているというか。でも、ああいうのは全体の視聴者の中では、所謂ノイジーマイノリティなんじゃないですかね(願望)
何かに感動したり心動かされた時、それが何かわからないということがありますけれど、ただそれだけじゃなくて、それを読み解くというのも大変楽しい作業だったりします。このアニメはそこらへんのラインを攻めてる感じがして、それがすごく面白い。こういうアニメの嵌まり方ってなかなかないので、このまま頑張って欲しいなぁ。

投稿: espresso | 2015/03/07 07:55

第7話の考察お疲れ様です。

Pや未央の向きに関してはもし本当にスタッフが意図していたらすごいことだと思います。私は全然気づきませんでしたが、記事を見てからああ確かにと思いました。

卯月は他のアイドルがやめることに鈍感になっているんですかね。だとしたら悲しいですけど、それでも凛と未央と3人でステージに立ちたいといってるのが印象的でした。
ミニライブ前に卯月は凛と未央に一緒にダンスのできないところをレッスンしてもらったりしていましたが、最初は一人で何とかしようとしていました。一人でアイドルになろうと頑張っていた卯月には、できないところを一人で何とかするっていうのが当たり前のことだったんだと思います。だからこそ凛と未央に助けてもらえたことが嬉しくて、この3人でまたステージに立ちたいと思ったのかなと感じました。
この先卯月の笑顔が曇ることが高確率でありそうですでに胃が痛いですが、それを救うのが凛と未央になるのかPになるのか、はたまた伏兵になるのか楽しみでもあります。

長々と申し訳ありません。
西岡Pの考察をみるとなんだか自分も考えたくなっちゃいますね(笑)

投稿: kantora | 2015/03/07 11:01

考察おつかれさまです、いつも楽しんで見させていただいています。

アニマス、劇場版、デレマス全部に言えることですが描写がすごく丁寧ですよね。
そのため他の方の感想を見ることがとても楽しみな作品でもあります。

ただその分自分の感想を反射的に述べることが個人的に少し怖い作品ですね。
自分自身あまり観察力が高いわけでもなく、アニマスは複数回観て感想が変わることもしばしばです。
なので見当違いの反応をするのが嫌で、ニコニコで動画を観ても結局コメントしないことがほとんどです。
そういう意味ではあまりニコニコとかtwitter向きの作品じゃないかもしれませんね。

ただ何回も観なおして新たな一面を発見することがすごく楽しい作品でもあるので、描写に関しては今くらいが嬉しいなあ。
その細かい描写が、原作抜きでアニマス単体で見た時の大きな魅力ですし。

投稿: わせどん | 2015/03/08 00:41

以前に書かれていたアニマスの考察を思い出して、久しぶりにこちらを訪れました。あいかわらず深く掘り下げた考察を読んで気付かされる事も多くて、ほとんどの内容にも共感できましたが、一つだけ納得出来ない部分がありましたので、思わず書き込みたくなりました。あくまでも私自身の勝手な意見で、西岡Pさまの考えを否定する物ではありませんのでご容赦ください。
それは卯月のPに対する気持ちです。卯月はアイドルとして最高の魅力を持っていると思うのですが、それに比べると自己評価が低い女の子です。そんな卯月にとってのPは、誰にも認められることの無かった落ちた花である自分の夢を次々にかなえてくれる信頼できる魔法使いだと思います。だからPがいなければ夢をあきらめるしかない。不安があっても、とにかく信頼するしかない。自分に出来るのは前を向いて頑張ることだけ。Pへの協力はよろこんでするけど、最終的に彼の意見を否定はしない。その点だけは、スカウトされてから今までずっと変わらないのではないでしょうか? それは凛が「このまま、あの人に任せておいていいのかな?」と言った後の卯月の対応からも推察できます。卯月は仲のいい凛の当然の疑問に答えずに、話をはぐらかしています。これには体調が悪かったという理由もあるでしょうが、そんな話は聞きたくなかったのだと思います。そうでなければ次の日、普通に話せる状態だったにもかかわらず、凛からの電話に返信しなかったのは不自然ですから。もちろん熱を出すほど不安だったし、彼女は馬鹿では無いので信頼もゆらいでいたはずです。無意識かもしれませんが、卯月もあの時点ではPや凛と向き合うことから逃げていたということではないかと。
それでもPは、落ち込んでいる彼女の家まで見舞いに来てくれました。卯月はものすごくうれしかっただろうし、前向きにもなれたはずです。この人に任せておけば絶対に大丈夫だと、勘違いしても仕方がないくらいに信頼をあらたにしてもおかしくはありません。それなのにPの元気がない姿を見て「プロデューサーさんも風邪なんですか?」と質問するのは、むしろ自然ではないかと思います。自分と同じように体調をくずして落ち込んでいるだけだと思い、すぐにPが否定したので「わたしたち、この先どんなお仕事をするんでしょうか?」と未来を語ります。そして彼女の唯一の武器(そう思い込んでいるだけですが)、最後まで『笑顔』でいられなかった反省を述べます。それによりPは、一歩踏み込む勇気をもらった。私はそう感じました。
いろいろと勝手な意見を書きましたが、実は西岡Pさまと結論は一緒なんです。卯月は、すごくあやうい。自己評価の低さとPへの過度の信頼が、終盤での大きな爆弾になるのではないかと考えてしまい、少し胃が痛い。…とはいえ、このアニメスタッフならそれほどひどい話にはならないと思いますので、どちらかといえば期待の方が大きいのですが(笑)。
長くなってしまいましたが、今後の考察を楽しみにしています。

投稿: puripuriざえもん | 2015/03/08 00:53

考察お疲れ様です。いつも拝見しております。
このアニメは非常に情報量が多く、何度見ても新しい発見があり、考察し甲斐があります。しかし、その情報量の多さと細かい描写故にそれを拾えない視聴者もいいて、視聴者全員が細かい部分も拾ったことを前提にメインストーリーを進めたため、6~7話の未央に対する極端な否定的意見が発生してしまったのだと思います。これはアニメではなく、小説と言う形で触れていたら地の文やあとがきで捕捉や説明があり、こういった反応も少なかったでしょう。それほどこのアニメは情報量が多く、それらを自然な形で全て表現した珍しい作品でもあります。

真逆の現象として、ラノベ原作アニメにおける原作ファンとアニメファンの意見の対立が挙げられます。小説・ライトノベルといった文字媒体の情報をアニメという図形媒体の情報に完璧に変換することは不可能です。例えば、動きや表情に出ない感情の変化、説明する暇のない状況で取った行動の理由などです。地の文をいかに上手く拾うかが小説・ラノベのアニメ化の課題です。アニメ制作には制限があるので、その細かい部分を省いた形でアニメは世に出ます。要は情報不足です。そのため、原作ファンには理解できる部分がアニメファンには理解できず「軽い話」として受け取られてしまいます。

このアニメのストーリーが小説化されたら、是非とも読んでみたいですね。

投稿: 薄切りチェイソン | 2015/03/11 21:53

とある所でサイトの名前をお聞きしましたので拝見させていただきました。
今まで卯月とプロデューサーとの会話が何故解決の引き金となったのかの疑問を抱いていたのですが、ようやく自分でも納得の出来る一つの回答を見つけられました。

細かい考察と率直な感想がとても良かったのでこれからも楽しみに拝見させていただきたいと思います

投稿: kunisaki_mashino | 2015/03/15 12:09

Pの左右反転は盲点だった、やっぱ演出家すげーわ

投稿: ユッキ | 2015/03/31 12:44

検索から辿り着きました。
非常に丁寧な考察で感服しました。
もしかしたら納得のいく答えが得られるかもと思いコメントしました。
実は2期も始まった今でも引っかかっている事が一つあります。NGもしくはPからのラブライカの2人へのフォローが全くなかった事です。
同じ日にデビューを飾って共に先陣として立ったLLのデビューに対して、意図していないとはいえケチを付けてしまったように見えて、でもそれについては一切話に上らなくてずっと気になっていました。アニマス12話の小鳥さんではないですが、15歳の女の子にそこまで求めるのは酷でしょうか。
12話の合宿の中で自分たちのデビューへの反省とフェスへの意気込みは語られましたがそこまでで…。
13話で美波が倒れた時、「おお、ここで借りを返すのか!」と思ったら12話の蘭子フラグが適用。アニマス13話の美希のように凄まじいパフォーマンスでカバーするのかと思ったのですが…これは曲が1つしかなかったし仕方ないといえば仕方ないですね。
この一点が自分の中で帳尻が合わなくてモヤモヤしています。
清算済みとして扱うなら7話の最後で美波とアーニャから「これから改めて頑張ろう」みたいな一声だけでもあれば良かったのに…と考えてしまいます。
西岡Pはどう思いますか?

投稿: 百鬼 | 2015/07/23 17:22

>百鬼さん
それについては13話の記事を書いた時に触れようと思うのでしばらくお待ちください

投稿: 西岡 | 2015/07/25 16:00

1年ぶりにやってきました。
待ってます。

投稿: 百鬼 | 2016/08/03 02:37

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