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結城友奈は勇者である9話がクッソ面白かった件

アニメ「結城友奈は勇者である」9話が凄い面白かった。良い意味でしつこい演出が非常に自分好みでした。この作品見てない人は今ニコニコで1~8話一挙放送がタイムシフトで見れるのでプレミアム会員ならまだ間に合う。
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以下ネタバレ有り。

ぐつぐつに煮込んでドロッドロッに仕立てた話でしたね。明るいのも好きだけどこういうのも結構好きです(ゲス顔)。
まどマギとよく比べられますが確かにまどマギに比べると独自の突き抜けた所、とんがった所が足りないと思ってましたが9話は完全に満足のできる内容でした。Twitterで反応見ていると他の明るい作品を一緒に見て紛らわさないときついと言っている人が居ましたが僕はむしろSHIROBAKO9話で上がったテンションの後見て落差が気持ちいいぐらいでしたw。

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冒頭、8話で乃木園子から聞いた話を風先輩に伝える友奈と東郷だが風先輩はどこかまだそれを信じたくないというか大赦を信じたい素振りが有り、樹や夏凜には内緒にするよう指示。

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風先輩が最後の望みを託して大赦への問い合わせを行う。満開を使ってから8話の戦闘まで恐らく1週間程度は経っている。

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うどん屋以降犬吠埼家のシーン(学校で樹の出ているシーンも)になってからBGMが消え、樹が喋れない状態を強調している。

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メールを送ってから1日以上経っているにも関わらず返信が無い。(メール送信→翌日?面談→その夜?受信確認)。

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最初から疑っていた東郷は風先輩の大赦にすがりたい気持ちを見透かしてか現実を見せる。このシーン昼間とはいえ電灯付けずに場を暗くしているのがまたいやらしい。東郷は5話だったかでバーテックスの破壊時砂になる事を「いつ見ても妙」と言っている。あとは園子との関係性を察したのも大きいと思う。

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ここで一旦風先輩絶望。

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にも関わらずまだどこかで大赦にすがっている。これは犬吠埼家の家計が大赦によって支えられているであろう事、大赦の後ろ盾あってこそ中学生二人が親類等に世話にならず独立して暮らしていける事、勇者を辞めたらその特権が消える可能性が高い事が関係しているのだと思われる。

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メールを送って即電話が鳴るのでちょっとメールとの関連の有る電話かと疑ってしまう。多分この固定電話は両親が死んでからほとんど使って無いのでは。勇者部のメンバーは全員携帯でやりとりしてるし、親が居ないのので二人の交友関係ならほぼ携帯に掛かってくる。ここは図らずとも「外部からの侵入」的に見える。

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追い討ち開始。風先輩がこの電話を取らなければ樹の夢を知る事も無かった可能性が高い。しかもただの夢じゃなくて実現性の高い夢である事がこのオーディション通過の電話で分かってしまうのが憎い。

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樹の部屋で色々見てしまう風先輩。実を言うとここはかなり御都合主義的な展開なんですよね。出かけているのにノート開きっぱなしでノートPCも付けっぱなし。樹の性格からするとここはもう少し片付けてから出掛けそうなんだけど残酷さを際立たせる為に全部見せていく。声が出たらやりたいことリストとか本来わざわざ書きだすほどの内容じゃないんだけど今声の出ない樹にとって「書く」ということは必要な行為なんですね。書くことでしか出力できないし記録も出来ない。

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樹はただ待っているだけじゃなく能動的に声を取り戻す方法を探っていた。今まで受動的だった樹が変わっている事を示すカット。

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オーディション合格にしろ本やPCの内容にしろ、ちょっと驚く事なのに風先輩はずっと呆然とした表情で事態を上手く頭の中で整理できていない状況。

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樹がオーディションを受けた理由を聞いて樹の夢や自分に対する思いを知る。ただの子供の憧れではなく言葉通り生き方に関わる目標。

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そこに大赦からの白々しいメール。満開から何日も経っている事、再三問い合わせている事、乃木園子と友奈達が会った事実を大赦も把握している事から考えて風先輩が散華について気付いているのは容易に推察できるにも関わらずこの期に及んでしらを切るメールは謝罪の意思すら無いことを示している。どうでもいいけどアンテナのアイコンが植物っぽいのは神樹様モチーフ?

このブログ1MBまでしかアップできないのでTwitter経由載せ。ただ夢が破れただけでなく事実上この音声ファイルが樹の最後の声になってしまったという残酷さ、大赦は何もしないという慈悲の無さを知り崩壊する風先輩の心。今までBGM無しだった所に樹の歌が流れ始める所がまたいい演出。自己紹介部分は明らかに冗長なんだけど、とにかく風先輩の心を容赦なくぶっ壊す為に徹底した描写が続く。目の前で大事な物をぺしゃんこに潰されたかのような表情。SHIROBAKOの木下監督じゃないけどブサイク顔イイね!

この机に足をぶつけるんだけど痛みとかを気にする素振りもなくゾンビのようにフラフラと歩くシーンが秀逸。サブタイトルが「心の痛みを判る人」なので肉体の痛みは判らないわけです。最悪歌手になる夢さえなければ樹の声も単なる身体機能の欠損として諦めるというか割り切れたかもしれないけど知ってしまった以上それは肉体を超えた物なんですよね。

この辺りからバックに樹の歌が流れるんだけど歌詞がまた追い打ちになっていて酷い(褒め言葉)。「出会えてよかった」「風はいつも暖かくて(※姉の名前と掛けている)」「こんな日々がずっと続きますように」「広がる空は愛や希望で溢れて」とかもうね、全然溢れてねぇよっていう。悪意に満ち満ちて最高です。

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夏凜が一人だけ満開を経験していないのも6話でアイデンティティの喪失を演じさせる為(あと今後の戦いで満開やらせる為も有るだろう)だと思ったらここで一番大赦側に近い人間として尻拭いさせる為という身内同士の争いに繋げるのもえげつない。二人が対峙する場所は明るくしてみると8話で園子が居た場所くさい。社が有る所なので大赦に踊らされてる感がプラスされている。

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こういう感情の爆発により崩れた顔いいですね~。内山夕実さんの演技もすごく良かった。

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とどめの友奈満開ゲージ貯め。ここは妹の為の怒りが仲間の肉体を奪うという最低の結果をもって友奈を最高に格好良く演出するという等価交換?が上手い。行為が酷ければ酷いほどそれを止める友奈が輝くという最低最高の流れ。

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固めた拳を振り下ろす場所を与えないのも何気に酷い。それが何ら良い結果を出せないにしろ感情的に言えば藁人形の一つでも欲しい所ですがそれすら許さない。

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そして泣く姉と泣かない妹。風先輩がこんだけ泣いてると樹は逆に泣く事が出来ない。「泣く」という言葉は別の字だと「鳴く」「啼く」「哭く」で全部くちが付いてるんですよね、当たり前ですけど。声を失うことによって樹は泣く事も失っているというダブルミーニングにも見える。

いや~徹頭徹尾酷い脚本と演出でしたね。これほど酷い話はもう10年ぐらいは出ないんじゃないかと思うぐらい。まどマギ、進撃の巨人、今季だとテラフォーマーズやクロスアンジュ、アカメの人死に対して「いかにして殺さず酷い目に合わせるか」という事を突き詰めた話でした。
個人的にはずっと酷い目に合うとかギスギスしているよりもこういう日常の中にぶち込んでくる感じの方が好きです。異能バトルといいこれといい温まってきた感が有りますね。

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