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アニメ アイドルマスター第24話の重箱の隅

第24話「」の小ネタ紹介とか考察とか個人的感想。賛否両論でコメントが激しいですがよく見るとそこまで不満はない。

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幼女春香。春香のアイドルになる動機が子供の頃の憧れにあるので春香の原点は子供の頃からの夢。アイマス1では近所の公園に居たお姉さんに憧れたという過去があるがアニメだと13話の会話から昔連れていってもらったライブが大きく影響しているらしい。どちらにせよ子供の頃から漠然と抱き続けていた夢故に輪郭がぼんやりしてきてしまっているんだろうなぁ。職業ってなるよりも続ける方が難しいってよく言われるし。

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この辺りから時間軸がごちゃまぜになっている。病院のカットの次にすぐ舞台稽古のカットが入ってまた病院に戻ったりする。ここらへんはわざとキャラの混乱具合を表現するために混ぜてるのかな?

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美希といっしょにタクシーに乗っているのはあずさと雪歩。家が近いのか美希を心配してのことなのか?23話EDでは唇を噛み締めたような表情をしていた美希だがここではやや呆けたような表情。しかしそのすぐ後に社長の言葉を受け止めてか何か決意したかのような表情に変わる。

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個人的にこの時点で千早が居るのは止めた方が良かったと思う。千早が海外に行ったのは春香から引き離す目的で、Pが怪我したのも似た様な理由。千早やPが春香の悩みを聞いてあげたり解決してしまうと掘り下げられないから遠ざけたのに千早の帰国は早すぎる。事故の日から開けてはいないようなので当日と考えると連絡を受けて戻って来たとは考えられないんだよねぇ。ここはワンテンポ置いて帰国でよかった。考えられることとしては時間不足だから帰国描写入れられなかったのかな?

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20話21話で春香が千早を見つめていたのと逆の状況。今度は春香がちゃんと千早の方を向いていない。そう考えると千早の時みたいなのは状況次第で誰にでもなり得るということなのかも。

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「夢みたいだね」と笑った後の空虚な表情。何の感慨も気迫もない感じ。棚ぼたってのも有るとは思うけど。

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ミュージカルの役と今の春香の状況が重なったことにより迫真の演技になったが実は素の感情をそのまま演技に使っているだけ。分かりにくいけど汗じゃなくてちゃんと涙。ここのシーンは中村さんの演技がとにかく良い。これ、立ち直った時に同じ演技できなくなるんじゃないかと心配してしまう。ドーピング状態と言うか下駄はいてる状態に近い。この一連のシーンではずっと眼の下に隈か影ができてる。どこを切り取ってもかなり良い表情が描けているのでコマ送りで見ると面白い。


春香の演技を見た美希の反応も面白い。人の感情を読み取るのは苦手な美希が背筋に来るものがあるような感じでギュッとなって台詞無しで上手く体現してる。

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春香のスケジュール。合同練習に×が打たれ集まれなかったことが示唆されている。18時から予定を組んでいる日がちらほら有るので学校にもちゃんと行ってるっぽい。

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スケジュール帳を手にスタッフと時間交渉してるっぽい春香。この状態でも(あるいはこの状態だからこそ)合同練習の時間をひねり出そうと必死になってる。

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誰もいない電車に乗っている描写ご都合主義だろうけど終電で帰ってるとも読める。メールBOXは謝罪メールでいっぱいだが真と真美のメールが未読になっているのでもう読む気力もないのかも。しかしやよいはメールの件名に「うぅ~」とか入れちゃうのかw

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この律子の所在無さ気な手とか注目するとすごい感心してしまう。春香に手を掛けようとするけど出せなくて、かと言ってどこかを握り締めて毅然とするほど律子にも自信がない。春香が「みんなで」ライブすることにこだわってるのは13話前後が一番楽しい思い出だから。諦めているから過去の良かった思い出にすがっているのかそこに立ち返れば皆が気付いてくれると思ってのことなのかでこの行動に対する受け止め方は変わる。

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最初美希は怒ってる。でも春香が詰め寄ってくると怒りよりも驚きとか不可解といった感情の方が強くなってる。春香のこんな表情見たこと無いってのもあるだろうけど美希としては問題がもっとシンプルだと思っていたのかもしれない。12話でわがままを咎められた美希が今度は説教する立場に立っているのも面白い。個人的には春香が仕事を舐めているとか言ってる人は極端だと思う。売れていても引退してしまう人なんていくらでもいる世界だしやる気を保てないなら意味ないと思うのですよ。一時的にはクライアントに迷惑かけるけどこれでやる気出るなら長期的にはその方がプラス。全部中途半端にするぐらいなら頭下げて取捨選択するのも悪くない。ただこの時の春香は手段と目的がごっちゃになっているのが良くない。正しい手段でも目的が間違っていれば意味ないしその逆も同じ。

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この辺りの春香のカットがいちいち秀逸過ぎて困る。明るい春香が好きな人には申し訳ないが僕はこういう春香の表情、感情がむき出しでとても好きです。

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春香の泣き顔を見て律子以上に動揺している美希。ここは重要なポイント。このシーンがなければ後の美希の決断は無かった。美希なりに「どうして春香がこうなったのか」というのを考える切っ掛けだったはず。この後の律子の「どうすれば良かったのかしら・・・」も律子の微妙な立場を表していて良い。ライブの為に他の仕事を減らすという発想は現時点で春香しか持っておらず律子はそれに賛同していない。いざという時に気弱になる律子にとってはリスキー過ぎて踏み出せない方法。

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挿入歌「Honey Heartbeat」。衣装はDLCのキャンディレディ

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雪歩が何度かメールしてるけど返信がない。他のメンバーとしては春香がおかしくなったのは事故が原因と思っている部分が大きいのか?春香が限界を超えて壊れてしまった事を切っ掛けに他のメンバーが春香の方を向こうとしているのがせめてもの救い。もし春香がおかしくならなかったら何となく距離が開いていってただろう。

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多分本人達は十分765プロとしての繋がりを大事にしてきたつもりなんだろうけどそういうのをことさら重視しない人から見ればこれぐらいにしか扱われないということだと思う。これは対比として後でジュピターが出てくる。

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普段元気な亜美真美がおとなしいので不思議な顔をしているスタッフ。響の方は16話に登場した番組ディレクター。こういうのも積み重ねの一種だね。亜美真美の現場は多分横浜付近だったと思う。

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物憂げな貴音も気にされてる。美希だけ表情が見えないのは美希が今、色々考えている状態だからだと思う。美希の現場も横浜の大さん橋埠頭。

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千早が電話をかけるのを躊躇っているか、かけても春香が出ない状況と思われこの時点で正攻法でのアプローチは難しくなっていることが示唆されている。

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10:45を指す時計や壁にかかったままの制服から学校にも行ってない事がわかる。さらに母親の台詞からはその状態が数日は続いていることも読みとれる。

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数日は経っているにも関わらず目の下が赤く、泣き腫らしている。

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BGMは「i」。この辺のカットは「アイドルにならなかったら(アイドルを辞めたら)有り得た日常ってとこか。

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春香のインタビュー記事。ライブは何物にも代えがたい物であること、仲間有っての自分、忙しいので仲間と顔を合わせる機会が少ないので生すかが楽しい等書かれている。現状の春香の問題に直結することばかり。

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春香の横を通り過ぎるトラックが「LOWSOM」。

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ジュピターのライブ会場の元になった場所はかなり狭い箱らしいです。しかしライブやったりオフっていうだけで「余裕じゃねーか」って言われるということはこの日は土日?チラシには事務所移籍のことが書かれている。場所は「CLUB RST」となっているけど個人的にこれは「Restart」の略ではないかと思ってる。ここで冬馬が765プロの団結力について語るシーンが有るが何故知っているかといえば23話の千早の雑誌インタビューや今回の春香のインタビュー等で765プロがそういう姿勢であることはある程度発信されているから。冬馬に言われて少し気付くのは他のメンバーが制作スタッフに言われて気付くのと同じ構造だね。ただし冬馬とそれ以外の人では見方が逆で見る人が見れば765プロの団結は素晴らしく映る。事務所移籍したとはいえ超人気ユニットだったジュピターのライブに当日で空きが有るとは思えないんだが突っ込んでいる人を見たことがないのが不思議だ。

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出された紅茶を飲まずにそのままカップを握り締めている千早。指先が赤くなってもじっと握り締めているのはそれだけ思いつめている事を表している。Pの怪我は少なくとも頭・首・右足の数箇所。個室なのはアイドルが見舞いに来やすいようにとの配慮もあると思う。

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恨みつらみは当然のこと泣き言も言わないPはかなり懐深いと思う。21話で明るい声になっていた千早がまた以前のような細い声になっている。シリアスな場面になると声優さんの演技が際立つなぁ。

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例え話で相談するシーンは20話で春香とPが会話するシーンと同じ構造。相手を助けたいけどこれ以上踏み込んでいいのか戸惑っているのをPはただ背中を押すだけ。ここまで来てまだPは脇役に徹している。すごい台詞を言うんじゃなくて普段なら信じられるはずの事を肯定してあげるだけ。

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脇役のさらに脇役に徹する小鳥さん。いい顔してる。

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律子が見ているのは皆のスケジュール。春香の所は真っ白、美希や千早は1日に2~3時間程度しか空き時間がない過密スケジュール。やよい・雪歩・真は午前中が空いてるのでその時間帯で学校に行ってるっぽい。

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伊織の台詞から千早が社長に頼んである程度仕事をキャンセルもしくは延期してもらったことが伺える。6話で竜宮小町がいきなり華々しくデビューしたことからも社長の主な仕事は根回しにあるようだ。別に千早が声をかけたら簡単に集まったわけではない。

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千早の「もっと早く相談すべきだったわそうすれば春香も・・・」という台詞に対して不思議そうな顔をしている雪歩・真や伊織の反応を見ると千早以外は春香が伏せっている原因を正確に把握していない。Pの事故と皆のすれ違いを気にしている程度だと思っているんだろう。

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公園で幼稚園児と歌うシーンはアイマス1での春香の設定を元にしたものだろう。しかし真ポジションの子が見事に男の子に見えるw(スカート履いてるので女の子のはず)。歌っているのは13話で使用された「自分REST@RT」。

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この公園1月中旬なのに花が咲いている。画面としても割りとそれを強調しているので「芽生え」的な演出なのかな?

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真のポラリスエット広告と竜宮小町の雑誌特集。千早の語りに合わせて個々の仕事の幅も広がっていることを示している。BGMは「まっすぐ」。

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Little Match Girl」を歌っていた雪歩は遂に単独でアルバムを出すまでになっている。

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千早が説明したことでようやく春香の気持ちを知った他のメンバー。ここが今回大きな不満点の一つに挙げられるが千早以外に本音を覗かせるようなシーンが無いのも確か。春香がアイドルになった動機も11話で千早の前でのみ語られているに過ぎない。春香は今トップアイドルになることよりも皆で楽しくアイドル活動をしていくことを重視している。それは気持ちの問題だけでなく実際に仕事を取捨選択してでも重視したいというレベルである。まさかそこまでとは千早以外が知らないのも当たり前といえば当たり前。


ここの千早は目が潤んでいる。比較的他人に無関心だった千早が人の為に泣けるようにようになったのも20話の春香あってのもの。

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意識して描いたのか分からないけど千早が「諦めたくない」というシーンは20話で春香が「千早ちゃんとまたお仕事したい」というシーンと同じ動きになっている。

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美希の決断は実はすごく当たり前のこと。途中から美希の原動力の半分はPへの愛情が元になっている。じゃあPの願い通りトップアイドルになっても忙しくてPと全く会えなくなったらどうか?と考えると美希的にはそれは多分NOになると思う。そう考えるとすぐに春香の気持ちは想像できる。それと一人で突っ走っていくキャラである美希が春香という他人の気持ちを想像するに至ったのは春香に負けて春香が壊れた事も大きいと思う。美希は意外と負けず嫌いな所があって、自分に勝った春香が何故楽しくないのか?というのは大きな疑問になったと思う。

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この律子の表情がいい。美希が気付いて嬉しいような、自分が気付けずに悲しいような微妙な表情。

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幼い自分の幻影に連れられてたどり着いたのが13話のライブ会場。1話でただアイドルをやることだけに夢中になっていた春香はここで「自分REST@RT」を歌うことによって「皆とアイドル活動を続けていく」のを目標にした新しい春香に生まれ変わっていたとも言える。その想い自体は本来子供の頃から持っていたはずなので今回は春香の回復ではなく再生を描いた話なのかも。挿入歌はアニメ用新曲「さよならをありがとう」

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もう一人の春香がキャラメルを差し出す時のポーズは円陣を組む時のポーズと掛けてダブルミーニングかな。今回の春香の良くなかった所はみんなの足を引っ張る事にならないかと思ってちゃんと自分の望みを口にしなかったこと。最初から皆を信頼できていればもしその要求が通らなくても関係が崩れることはないと分かるはず。急に売れちゃったことが今回のシナリオに繋がっているとしたら2クールでなければできない話だったかも。4クールとかだと逆にこのシナリオは違和感のある作りになっていただろう。「大丈夫」っていう台詞はちゃんと皆で汗を流してきた時間が存在すること、そして20話でPに背中を押されたことから出てくる台詞。

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後期OPに繋がるのは過去要素を積み上げていくこのアニメを象徴している。街頭TVを使ってのメッセージ。テロップを見ると普通にTV番組の一環ぽい。深読みするなら千早が社長に頼んだのはここまで込みの大掛かりなお願いだったことになる。

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EDは「まっすぐ」。ここもOPに繋がるカットだけどPは居ない。

うーん、見直すとやっぱりいい回だと思う。時間不足は感じるが逆にかなり密度が高く詰め込まれているのも分かる。今回は特に普段見られないような表情にすごく力が入っていて感情が伝わってくる良い作画ばかり。いわゆる「ビューティフルドリーマー」的な仲良し空間を一旦壊しかけておいてから登場人物全員が再度それを継続することを選ぶっていう流れはかなり珍しいのでは?そういう意味で結構挑戦的なシナリオかも。

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コメント

はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いてます。
重箱の隅じゃない方も読んだのですけど春香が正しくて~じゃなくて、春香も他のみんなも誰が悪いじゃなくてコミュ不足ですよね。
美希は才能を認めた相手には素直に感情ぶつけるのもナイス。
千早の描写には気づきませんでした。流石重箱の隅ですねw

舞台のほうは同じ危惧を抱いてますw演技は覚えてるだろうけど感情はついてこないだろうなぁと。練習に入った半端な頃よりはマシでしょうし、Pが見込んだんだから素でも大丈夫でしょうけど一度上を見ちゃうと人は下の感覚を受け入れ難いでしょうからね。

投稿: チモシルファ | 2012/01/19 21:32

いつも興味深く感想拝見しています。

舞台『春の嵐』に関しては、私も24話を見終えた時点で、西岡さんやチモシルファさんと同じような心配をしていたのですが、その後については最終回でちゃんとフォローされていましたね。どうやら上手く行っているようで。つらい思いをした経験を「いやな事件」として忘却してしまうのでなく、しっかりちゃっかり芸の肥やしとして血肉にしてしまう春香さんマジ芸能人の鑑、犠牲になった赤羽根Pもプロデューサー冥利に尽きるはず、などとと思ってしまいました。

投稿: TED | 2012/01/20 04:05

公園で咲いている花はロウバイだと思います。
1月から2月にかけて咲く黄色い花なので、たぶん間違いないかと。

演出意図としては、おっしゃる通りではないかと思います。

投稿: euterpes | 2012/01/22 11:59

千早の『あきらめたくない』と春香の『またお仕事したい』というのが同じとは気づきませんでした。春香にしてもらったことをそのまま返している、対になった話ともいえるんですかね。千早の帰国が早すぎて不自然に感じた以外は、結局ホロリとさせられてしまういい回だったと思います。全体を通して、正直、アニマスがこれほど考えて作られているアニメだとは思っていませんでした。むしろアイマスのことホトンド知らない自分は馬鹿にしてたぐらいでしたが、実際見て、そして西岡Pさんの解説を読んで、これほどハマルことになるとは思いもしませんでした。皆さんとは違ってアニマスから入った自分ですが、遅ればせながらソフトも購入し今はどっぷり嵌ってます(笑)。

投稿: GOLGO35 | 2012/01/23 05:09

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