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アニメ アイドルマスター第25話は明日に繋がる最終回

すごく爽やかな終わり方でしたね。一応ギャルゲーアニメなのに基本恋愛描写なしで終わるし。しかし、アニメだけではなく「アイドルマスター」全体を考えるとなかなかに考えられた最終回だと思います。

原作ありのアニメって、放送中に原作の人気が瞬間的に出て、売れる。でもそれは、ある意味ドーピングになってしまうという危険性もあって、そうなった場合、アニメが終わった後に“コンテンツ自体が終わってしまう”という感じが出てしまいます。『アイマス』は6年以上も続いているんだから、絶対にこのアニ メでそうさせてしまってはいけない。だから、これからも『アイマス』は少しずつ成長していく――そうなるためのアニメを作るのがいいんじゃないかって。

いよいよアニメ『アイドルマスター』もクライマックスへ! アニメPの鳥羽氏にいろいろ聞いてみました
このインタビューで言われるように原作付きのアニメ化というのは最後の大きなお祭という感じで嬉しくもありながらこれより先が見込めない終着地点のように捉える人が多い。でもアイマスは6年間続いた作品で、まだDLCも継続的に出るしおそらくCDも出していくのでここで終わりの作品ではない。まだ終わりでないのに完全燃焼させてしまってはいけないので最終回は気を使って作ってある。この辺りはすごく客の心理とかを考えている。もうちょっとバンナムにも見習って欲しいぐらいw

まず25話通して考えていくと、かなりの回数「過去回の要素を利用する」という事をしている。これはアイマスが2の設定だけで成り立つようなものではなく6年間積み上げてきた色々な物を混ぜて成り立っている事を理解しそれを活用する流れです。当然、今後は逆にアニメで出てきた要素がゲームやCD、漫画、二次創作に利用されていくこともあるでしょう。今までのアイマスとは別のアイマスを立てるのではなく、今までのアイマスを使いつつここでストップしてしまう閉じた世界するでもない、そういうのを意識した上で過去の利用を計画的にやっているように見えます。25話自体も13話の要素を回収してる部分がありますね。
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春香と美希が二人で話をするところとか
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竜宮小町以外のグッズも売れてるとか
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フラワースタンドも各メンバー宛てに個別に届いているとか
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プレゼントも個別の箱がいっぱいになるぐらい来ているのとか。過去がちゃんと未来に繋がっていることを表現している。

最終回がライブ回というのはほぼすべての視聴者の予想通りであり願いでもある。ただそこでまた今までの回と同じような作りにしないのも先行きを考えた上でかな、と思います。普通ならEDに持ってくるはずの回想をBパート早々に片付けたのはしんみりとした空気で終わらせないため。ED曲に何が来るかも注目の的でしたが穴馬の「いっしょ」を持ってきたのも歌詞が最終回に合う上に視聴者にも団結を促す歌だからなんですね。「my song」や「思い出をありがとう」じゃしんみりしすぎるしリアルライブで定番の「THE IDOLM@STER」はライブ知らないとちょっと合わない。そしてアニメでライブを見せておいて歌で「いっしょに居よう、いっしょに歌おう」としておいてからリアルのライブ告知につなげる。上手く先に繋がるように構成している。ライブ自体はまだ半年先なんだけどBD&DVD5巻に先行抽選券を入れてワンクッションにするのも上手い。BD予約→BD発売と時間が過ぎる内にだいぶライブに近くなるんですよね。ゴールが遠すぎると途中で投げちゃうから細かいチェックポイントを設けて維持する。もちろんBD買う気が薄い人も最低限これだけは買ってライブチケット取ろうか、という場合もあるしね。

Pが復帰してからの流れも色々面白い。皆の服が春頃着ていた服と同じに見せかけてちょっと違うのが混じっている。春香は上が新しくなり下は別の服との組み合わせで使ってたスカート、響は上がノースリーブから長袖に、美希はジャケットとネックレスが新調された。真は上下新しい服かな?やよいはミスかもしれないけどキャロットスカートだった物がそのままスカートに。変わらない物とほんの少しだけ変わった物を織り交ぜている。
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そしてゲームでは通例の事務所移転。一度移転するとデータ削除しない限り前の事務所に戻れないことからちょっと切ないイベントなので黒井を使ってそれをキャンセル。やはり愛着のある事務所は残しておきたいし、今後続編があった場合に背景の流用も利く。空間が狭いと自然に1箇所に人が集まり1カットでたくさんのメンバーについて描写ができる。事務所が大きくなると新たに人を雇わないと不自然だし色々とこの方が都合が良い。

変わらないものも大事だけど全く変化がないのは1年間やってきた意味が無いので少しだけ変わったものを見せている。花見の席で千早が弁当を作ってきている。
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11話で千早宅の台所にはビニールに包まれたままの鍋が映っていた。そんな千早が弁当を作ってきて春香達に振舞っている。春香も美希もジェスチャーで美味しいと言っている。

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春香も美希に抗議されて、それまで意識してなかったけどちょっとPの事を異性として意識するようになるんじゃないかな。

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千早の部屋にも大きな変化が見られる。家具がベッドとテーブルしか無かったが棚とタンスが増えた。段ボール箱も片付けられ、千早はここをちゃんと「家」と認識するようになったということ。もちろん古いものも大事にしているのでタンスの上に優のスケッチブックや春香からの手紙が置いてある。

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1話の真・雪歩と同じ構図で取材を受けている876プロの3人。あの頃の7656プロのように新たな芽も育っているという描写。

古いものだけじゃダメだし新しいものだけでもダメで両方大事にしていかなければいけないのがアイマス。25話のラストにライブのラストを持ってきてしまうと最高潮の部分で終わってしまうのであえてその後の部分に大きく時間を割いている。アニメとしての続編があるかどうかは分からないが希望の持てるような終わり方になるよう気を遣っているのが分かる。

クソ面倒くさいファンの多いアイマスのアニメ化を請け負ってくれたスタッフの方々本当にあご苦労様でした。正直、始まる前は期待してなかったのですがとても充実した半年間になったことを感謝します。もし続きがあるときはまた宜しくお願いします。

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コメント

千早の部屋にクッションが2つあるって事は友人を家に招いてるのかな?まだ春香だけなのかもしれないけど。
ライブのシーンといい弁当のシーンといいアニマスで一番大きく変わったのはやっぱり千早ですねぇ。
それに対して1話から(もっと言うと幼い頃から)ほとんど変わらない春香、これは春香がアイドルマスターを象徴するキャラクターだからでしょうか。

投稿: 梅雨咲 | 2012/01/25 05:49

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