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ニコマスとかCGMのこの先について

dbdbPの>09年のニコマスを勝手に振り返らざるを得ないを読んで頷ける所やそうでない所とか色々あったのでちょっと書く。

まずリンク先の記事では

もっとも重要なのは、やってる僕らが楽しいのかということです。
その情熱がまだ胸に燃えるなら、版図の広さなんてどうでもいいでしょう。
第一、「このままじゃニコマスが廃れちゃうから、もっとみんなこうしようぜ!!」なんて自治ごっこほど寒いものはありません。

と書かれてましてまさに僕なんかはそういう議論とかをよく口にしている側の人間です。でもなんでそういう事をしているかという理由は上手くあちら側に伝わってないなぁと思います。
僕がニコマス人口がもっと増えて欲しいと思う理由は人が少ないとつまらないからです。小難しい理由ではありません。より楽しく過ごしたいからこそ面倒くさい議論をしているだけです。

僕はニコマスが誕生した頃からニコニコに居る古参ですからニコマスが一番盛り上がった時を体験して今に至るわけです。で、一番盛り上がった時、人が多かった時の興奮が今でも忘れられないのです。一度上げた生活レベルを下げるのが難しいようにその動画を訪れる人が減った状態のニコニコではもはやなかなか興奮できないのです。古参乙とか言われそうですが身に染みてしまったのでもはやどうしようもない。
「難しい事なんか考えずに楽しめばいいじゃない!」とかよく言われますが難しい事を考えないと楽しめない体になってしまったのですよ。一種の病気なような物です。うつ病患者に「気にすんな!」と言うぐらい意味のない言葉です。そこを理解して頂けると助かる。

CGMについて。ハルヒやかんなぎ等で知られるアニメーターのヤマカンこと山本寛氏が
自分なりに「ゼロ年代」を総括してみる
というブログ記事でネットの発達によりクリエーターが風評を気にするあまり創造性が低くなっていると書いています。
また同じ日に現・スクエアエニックス社の歴史を紐解いて如何にスクエアが社員の個性や能力を重視する会社から普通の会社に変わってしまったかという
>変な会社(あるいは技術者・クリエイターの楽園)の作り方とその末路
という記事を読みました。プロの世界も今大変な事になっている。

やはり細々ながらも流れを変えてゆく努力は必要なんじゃないかと思います。たとえそれが人工的に流れを作る行為だったとしてもそのジャンルを愛する人間が少なからず居る状態で延命処置なんてお寒いと言える人ばかりではないでしょう。
もちろん、植物人間に体中パイプをつないで延命させるようような見苦しい状態なら覚悟を決めるべきでしょうがそれなりの可能性の有るうちから投げるつもりはないです。

ニコマスはいつか終わっても仕方ないと殆どの人は思っているでしょう。では音楽はいつか消滅しても仕方ない、映画は消滅しても仕方ない、小説は無くなっても仕方ないと言える人はどれだけ居るでしょうか?
ニコマスが終わっても仕方ない理由は元がギャルゲーの二次創作だからです。その内部に居る人間ですら出自によって差別しているわけです。
例えばアルセーヌ・ルパンなどは誕生から100年経った今でも二次創作であるルパン三世が活躍しているわけですから二次創作が長い間生き残る事が不可能なわけではないのです。

ニコマスはニコマスだけで終わっていいのかという考えも僕の中にはあります。ニコマスに終わりが来た時にその動画製作者達はどこへいくのでしょうか。滅びたら滅びっぱなしにするという事は2000人以上居るといわれるニコマスPはほとんど動画製作を止める事になると思います。
そしてそれまで積み重ねてきた歴史も文化も技術もあっという間に埋没してしまうことでしょう。もしアイマス以外の新しいCGMのステージが登場した時もほとんどゼロからそれを育てていくことになる。そんなのツマンナイと思うんですよ。

プロが生み出すメディアも、素人が生み出すメディアも今壁にぶつかっています。だから二次創作だからとか、CGMだからとか、趣味でやっていることだから、ニコマスだからとか関係なしに物を作ったり表現する現場の空気をよくしていく努力はした方がいい。
誰かがやらなきゃ始まらないんですよ。天から降ったか地から湧いたかのように勝手に生まれるものじゃない。そして行動せずに何かが滅んだ後に一番文句をいうのは大抵何もしなかった人達のことが多い。

努力して駄目だった事は諦めがつくが努力しなかった事に対する後悔は一生つきまとう。

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コメント

はじめまして。
あなたがアイドルマスターの二次創作を楽しむために、ニコマス界隈に人を集めるにはどうしたらよいかを考えるのも、考えた事を実行するのも構わないと思います。
あなたと違う考えで二次創作を行う人々を否定しなければ、ですが(そのように「みんなのためを思って他人を虐げる人」が、時に「自治厨」と呼ばれるのでしょう)。

ただ、一点だけ見過ごせない部分があるので、否定させていただきます。
>ニコマスが終わっても仕方ない理由は元がギャルゲーの二次創作だからです。
>その内部に居る人間ですら出自によって差別しているわけです。
これは全く違います。二次創作が終わる(まあどうなったら終わりなのか難しいところですが)のは、

「原作の人気が衰えるから」です。

「ルパン三世」が「ルパン三世」たりえたのは、ルブランの「ルパン」がその当時まで長きにわたって現役の小説として読み継がれていたからです。

さて、10年前大人気だった小説・漫画・ゲームで今や入手不能なものなどいくらでもあります。

それを考えれば、アイドルマスターの人気がいつまで続くかという事に対してある程度悲観的にならざるを得ないでしょう。ゲームの流行り廃りは他のエンターテインメントと比べて早いように見えますし(素人目には、ですが)。
まして、ニコマスにはアイマス以外の著作物の違法使用という問題もあるわけで。

さて、あなたは
>元がギャルゲーの二次創作だからです。
という言葉をどのような意味をこめて書かれたのでしょうか。
その如何によっては「出自によって差別(というか卑下?)しているのは」あなたということにもなりかねません。

投稿: animebrass | 2010/01/03 20:16

dbdbPの記事を読んで、なるほどと納得しましたし、
こちらの記事を読んで、ああそうか、と感銘を受けました。

私なんぞはゲームとしてのアイマスが大好きだから、
二次創作としてのニコマスも長く続いて欲しいですし、
その為に何かが出来るなら、それはぜひ参加したいと思います。

こちらの記事で引用されているdbdbPの文章も、捉え方次第で、
2行目と3行目が矛盾してる気がするんですよね。

『情熱がまだ胸に燃える』から、つい、
「このままじゃニコマスが廃れちゃうから、もっとみんなこうしようぜ!!」
って言いたくなっちゃうけど、それは『自治ごっこ』ではない訳で。
だから、それは『熱い』事であり、決して『寒い』ものではなく……。

ともあれ、定期的に燃料が投下されるアイマス界隈ですから、
二次創作にもどんどん広がりが出ると思います。
2010も色々動く気配がありますし、純粋に楽しみだと思う次第です。

素敵な記事、ありがとうございます。
諦めたい訳じゃないですが、色々努力してみたいと思います。

投稿: ガル | 2010/01/04 23:05

小難しいことを、「みんなで」議論しなきゃいけないわけじゃない。誰かが、それをやっていればいい。
種の保存とかそういう意味でも、多様性の意味・意義というものがある。

ルパン三世の視聴者が、怪盗ルパンの小説を読んでいるとはかぎらない。ましてや現代では小説のほうを読んでいない人が多いだろう。
ルパン三世は二次創作という縛りを超えて、オリジナルとして確立してしまったものだ。
ニコマスはどちらかというと、ホームズのパスティーシュに近い。ホームズのパスティーシュは、本家シャーロックホームズの小説が人気あるからこそ、だった。現在では名探偵コナンは知っていてもホームズは知らぬ、あるいは犬のホームズしかしらぬという人が多い。これではパスティーシュを読もうとする人はどれほどか。

とはいえ、未来がないわけではないのです。ストⅡは続編という形で出ますが、それでも大会を開くにふさわしいのはスーパーストⅡXという、そういうものが延々と伝えられていくわけです。

東方のように二次創作を本業並にする組織を作るというのも、大げさではないと思う。そういうことも考える人が出てきたっていい。
そう、それをみんなでやろう、でなく、やりたい人がやるんだ。
そうやってきた。

コンゴトモヨロシク

投稿: 仮面P | 2010/01/22 12:44

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