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3A07 勝手に解説

たまに理解できてない人が居るみたいなんで細かい所を勝手に解説するよ!ネタばれ全開だよ!画像たくさん有るので重いよ!

まず時間の経過について。
断定は出来ませんが大まかにこの作品内の時間経過について二つの解釈が出来ると思います。現在時間については特に証拠は無いけどこの作品のキーワードの一つである「向日葵」から7~9月ぐらいではないかと考えられます。木が枯れたりしていない事から少なくとも秋冬でないのは確定。ラストに律子が彼岸花を添えてるので彼岸花の季節でもある9月が一番しっくりくる。

「現在」2010/7~9月  「P死亡」2009/8~9月  「トランプ渡した時」2009/4~5月

もう一個の解釈が

「現在」2009/9月頃  「P死亡」2009/8月  「トランプ渡した時」2009/4~5月

冒頭、舞台裏の二人を撮影していた小鳥さんのデジカメを見ると日付は2009/8/4です。
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少なくともこの時点まではP生存。Pが死んでから1ヶ月程度で春香が「コンサートやらないんですか」と聞くのは早すぎるので現在時間はP死亡から1年程度経過の2010/9頃が妥当。あと、この画面が出る直前、画面右に居るPの体がびくっとなって胸を押さえています。発作が出ていたっぽい。

1週目に見た時、コンサートの曲が「フタリの記憶」だったのでちょっとあれっ?と思ったのですがちゃんと理由付けがされてますね。
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この曲の詞はPが作った事になっています。深読みするならば、この曲は二人で頑張ってきたけどそのうち一人が自分の死期を悟って歌う詩になっているのでPが自分の身が持たないかもしれない事を悟って書いた曲とも取れます。

タイトルの3A07。
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これはPが渡したトランプのままです。ダイヤ、クラブ、ハート、スペードとバラバラ。

律子が読んでいる本が中原中也の本でPの形見。この後何回か出てきます。
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ジュースを持ってきた小鳥さんが手がふさがっているのでお尻でドアを閉める。
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「女性陣しか居ない」からこその行動かもしれません。

運んできたジュースの数がすでに人数と合わない4個。
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一応Pはもっともらしくいらないと言っていますがこのPは本当は居ません。勘の良い人はここでもう気が付いたようです。実はPは足音も無しです。

ジュースを飲む律子たち。
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小鳥さんと春香はストローで飲んでます。細かい!

ドアを閉めずに帰るあずさとそれを追うP。
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個人的にはあずさ専属でもないのに昼間から帰ってしまうPに違和感を覚えましたがPの存在を本物に見せかける為の展開ですね。壁に貼ってあるグラフを見ると業績が落ちてるっぽい!?P不在と稼ぎ頭のあずさ休業で仕事が減ってるのかな。

歩きながら会話している二人。
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このシーンはおそらく現在時間のはずなのでPはあずさの妄想というか、在りし日の姿を思い出して本当に生存しているような気分に浸っているという事なのでしょう。買い物袋の中身はパスタ、トマト缶、ナス、玉ねぎなのでトマトソースのパスタを作るつもりのようです。

伊織・やよい・美希と遭遇。
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何故か伊織の服がアナザーカジュアル。黒いから喪に服しているのか?

坂を上る二人。
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存在しないPが買い物袋をもっているのでこのシーンは過去です。たんぽぽが咲いているのでおそらく冒頭のコンサートより以前、2009年の春なのでしょう。この坂には最低でも3回は来ています。この記憶はその中では一番古い時の物。たんぽぽの花言葉は「真心の愛」「別離」だそうですが深読みしすぎ?

高台で遠まわしな事を言うP。
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これも中原中也らしいです。コメントによると「山羊の詩」より「無題4」の内容だとか。ここから掛かる曲はゲーム「カタハネ」の3週目のED「Memories are here」との事。サブタイトルはこの曲名から来てるんですね。

ここからあずさの細かい表情の変化とか上手い。
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Pに詰め寄った後、Pが向き直ると逆に少し後ろに引いてます。上目遣いになって可愛い。

右手に持っていた袋を左手に持ち替えるP。
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知らない内に持ち替えてるのではなくちゃんと描写しているとこがいい。後ろの街並みはおそらくコミュやレッスンの内容を選択する時に出る背景を再現した物だと思われる。何故トランプを持っていたかについては冒頭で亜美真美と遊んだため。

倒れるP。
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実際に倒れたのは雨の日です。これは現在時間のこの風景に過去の記憶を重ねているだけ。

駆け出すあずさ。
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この辺りから理解できない人が増えてるっぽいですが、存命時の記憶に浸っていたのにP死亡時の記憶が蘇ってしまってパニックになっているだけです。あずさは死んでないしスタンドとかでもない。二人で手をつないでここに来た時が1回目(トランプ渡した)、Pが倒れたのが2回目(雨の日)、一人で来た現在時間が3回目(晴れ)です。3つの時間が混じって描写されてるだけです。

Pが何か言ってるけど聞こえないので耳を近づけるあずさ。
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単純に叫んだり揺さぶったりだけの反応よりもリアルな感じ。

思い出して愕然とするあずさ。
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ここからの表情の変化がすごい。台詞無しで一瞬にして幸せな記憶が悲しい現実によって崩される様子が現れてる。夕闇の暗さもそれを強調している。

病院で泣きじゃくる765プロの面々。
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春香を膝枕状態に乗せていた千早が自分も耐え切れなくなって泣くのがいい。

一人だけ泣いていない律子。
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もうこの時点でPを引き継ぐ覚悟してるんだろうなぁ。奥の扉には「HCU(準集中治療室)/CCU(冠状動脈疾患管理室)」の文字が。

走ってきた雪歩が急ブレーキで少しすべる。
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よく見ると病院には年少組は呼ばれていない。ここでうっかり美希が入ってなくて良かった。

あずさに事態を聞こうとして律子に止められる雪歩。
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付き合っているのは内緒にしていたはずだけど多分皆薄々分かってたから一番Pの近くに居たはずのあずさに聞こうとしたんだろね。雪歩の崩れ方もあずさの時同様絶望感が出ていて素晴らしい。この時後ろの春香が雪歩に気付いて起き上がってきています。以降千早とお互いの肩を支えあう形で泣きます。

画面左泣き崩れた雪歩を立たせる真。
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こういう画面端のちょっとしたキャラの行動がリアル感を積み上げている。

死んだような目をしたあずさの右手にトランプ。
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小道具もちょっとしたシーンに何度も入れてくる事でより効果的になる。

律子に対し大人の優しさを発揮する小鳥さん。
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おどけたように肩を叩く小鳥とその後大泣きする律子の姿が対照的。よく見ると窓の外に向日葵が咲いている。

トランプの意味に気付いて部屋へ帰るあずさ。
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このドアノブもちゃんとしていて、手を離すとバネで戻る。

部屋に居たPの手にまた中原中也の本。
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ホントさりげない繰り返しが物語りに厚みを持たせていくなぁ。

トランプの謎解き。
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何か元ネタとか有るのかな?10が0になるのが上手い。あと、このシーンでちょうどBGMが緊迫感ある感じになってるのもすごい。

あずさ変身。
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ぱっと変わるんじゃなくてふわっと変わるのがいいね。

向日葵畑のシーン。
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この場では一応向日葵は光源の方向を向いてます。このドレスはDLCのミニウェディングではなくあずさの誕生記念で限定販売されたフィギュアのデザインです。このカットまでネックレスが無いのはミスかな?

キスの後「みんなの所へ」と言われて困惑の表情。
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謎解きが出来てあずさの中では達成感みたいな物が有ったと思うんだけどPはここに留まらず先に進む事を促した。理解してあずさも笑顔に。

Pにメールを書く律子。
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途中まで書いて消した彼岸花の3つめの花言葉は「独立」もしくは「想うはあなた一人」ですが消してしまった事から考えれば後者でしょう。あとさりげなくモニタの曲面も表現。液晶ではなくCRTですね。

部屋で「隣に・・・」の作詞をするあずさ。
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この時部屋の色が日中を思わせる明るさから夕方もしくは夜のオレンジに変わり最後に夜明けを思わせる少し暗い中に明かりが差して来ている感じに変化している。これは時間経過の表現で徹夜で書いていたか、もしくはもっと何日もかけて作詞をしていた事の現われです。そしてあずさの手元にあるのはPの形見である中原中也の本。口にしている詩も中原中也の「春日狂想」からだそうです。

Pの写真の前に何か置く律子。
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写真ではなくあずさのCDを置いてます。タイトルは「LOVE」。

CDの特典DVDを見る亜美真美。
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映像ではネクサスカジュアルを着ているのでひょっとしたら撮影自体はPが生きている内にしてたのかも。ネクサスはこのシーン以外では過去にしか着ていません。

レベル4事務所の会議室っぽい所でDVDを見る3人。
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細かい点で3人の飲み物が全部違う。千早は普通のお茶か清涼飲料水のペットボトル。雪歩が乳飲料っぽい白くて形の変わったペットボトル。真がカロリーゼロのコーラっぽい缶。

復活&引退ライブのあずさ。
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このシーンでは一部振り付けは「隣に・・・」そのままでない振り付けを使用している。

舞台袖から覗いている春香達。
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やよいだけ目に涙溜めています。

同じく舞台袖の小鳥さん。
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この微笑みながら泣く感じがいい。

こらえきれず涙がデジカメの液晶に落ちます。
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1年前のデーターを消さずに取っておいたんですね。

最後、ラストコンサートを終えたあずさが高台の上からPに向けてトランプを投げる。
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Pがくれたトランプは種類がバラバラだったけどあずさはさらに愛を込めて全部ハート柄でLOVE。

この作品何がすごいって、当然これだけのモデルとモーションを作ったセバスチャンPがすごいんだけど個人的に言えば細かい演技を決めた人がすごいなぁと思います。
そのあたりはセバスチャンPと七夕Pで決めてたみたいですね。カメラの中心に居ない人もちゃんとその人の意思を持って動いてる感じでカメラ目線の芝居ではないリアルさが表現できています。
表情の付け方、小道具の使い方、効果音、色んな要素がちゃんとシナリオに合った使い方をされていて物語を補強している。3DCGばかりに目が行きがちですが全体のバランスが素晴らしい。とにかくお疲れ様でした。GJ。

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コメント

Pと坂を登るシーンが妄想だとして、あずさがPに引っ張られるのは少し演出的に疑問を感じました。

あずさが引っ張る側なら何となく理解できたのですが

でも気持ちとしてはありなんだとも、同時に思いました。

投稿: Nobeteru | 2009/12/03 23:34

こんにちは
3A07をみて、2度、涙がブワーッとでてこの解説見てとどめ刺されました

投稿: 二等P | 2012/03/24 16:07

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