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72時間生放送まとめ

去る2月27日から3月1日までの72時間でニコニコ動画のユーザー生放送を使った初の大規模イベント「如月千早誕生祭~72時間生放送~」を開催しました。
今後の同様なイベント運営の参考になればと、イベント運営に関する反省や個人的な感想を書きます。

事の発端は生放送でTOKU(通称とっくん)が千早の誕生祭で72時間放送する、みたいな事を冗談で言っていたのが始まりです。あくまでもその時のノリでは「冗談」だったのですがこれは面白そうだと思った自分は何とか他ジャンルに先駆けてイベントをやりたいと思い計画を練りました。
年が明けた1月13日に72時間生放送のCM動画をアップロードしてちょうどとっくんが生主をやっていた放送で流してもらいました。所謂包囲網を作ることで強引にイベント計画を推し進めてしまおうという企みでした。
まず最初に生主として数人が集まり最初は通常のリクエスト放送を72時間続けるだけの無計画なイベントを妄想していました。しかし知らない内に話は転がり凄くカッチリとしたイベント企画になってしまいした。

以下反省とか。イベントやるならやっておいた方がいい事とか。

①専用コミュを作る
当初はアイマス生放送総合コミュを本部に使う予定でしたが結局専用コミュを立ち上げる事になりました。あとから分かった事ですが専用コミュを使う事によって人の仕分けが有る程度出来るので専用コミュとさらに一部の人だけが入るクローズドコミュを作ると運営には便利になります。
運営に直接タッチしないけど興味がある人もコミュには入ってくるのでその中から実際に働く人に関してはクローズドコミュに誘導して「誰がスタッフで」「誰が野次馬」なのか見分ける必要が有ります。スタッフでない人には内部文章等は見せられないのでこういった仕分けはある程度行った方がいいと思われます。

②IRCチャンネルの立ち上げ
当初のgdgd放送企画では綿密な打ち合わせを必要としないのでコミュの掲示板で話し合うだけで足りたのですがいつの間にか話が大きくなっていてIRCチャンネルが立ち上がりました。IRCというのは要するにチャットの事ですが会議するのにはある程度便利です。
そこで毎日22:00~24:00に会議が始まりました。スタッフごとに役割分担が決められ企画内容が決められ連絡手段が決められ本格的に運営がスタートしました。綿密な打ち合わせが必要な運営の場合IRCは必須の手段といえるでしょう。

③Googleドキュメントの使用
Googleでメールアドレスを取得するとwikiのような物が使えるようになります。これはweb上に置かれた文章で閲覧権と編集権を別で割り振る事が出来るので関係ない人は見る事が出来ないし、閲覧は許されてるけど権限のない人は勝手に編集できないといった制限が加えられます。当然の事ながら外部の人間には見せられないし、昨日今日参加したばかりのどこの馬の骨とも知れないような人には全部の資料を編集させる訳にいかないので信用の置ける人と判別するまではこの権利割り振りが役に立ちます。
またデータはweb上に有るので今までだと文章データ作成→アップローダーにうp(もしくはメール添付で配布)→スタッフがダウンロード→修正があれば最初からやり直し、という手間を踏んでいたのが、修正するとほぼリアルタイムに見ている全員の画面も修正が掛かる為に会議資料の受け渡しに力を発揮します。メンバーリスト、企画一覧、やるべき仕事、番組表などさまざまな資料がドキュメントで共有されました。これもイベント運営にはもはや必須のアイテムと言っても過言ではないでしょう。

④Skypeの導入
生放送イベントで最大の懸念はいかにして放送枠を取るかという事でした。生主は日々増えており限られた放送枠は常に奪い合いになっています。予定した放送が時間通りに始まらない、ゲストを呼んだはいいが枠が取れず放送できない、そんな事態を避けるために72時間ではマルチ生主制度で挑みました。手の空いてる数人が枠を取りに行き、取れた人が生主をやる。そのために必要な情報は生主全員で共有する必要が有ります。ある特定の人でしか成立しないような放送は無事成功する確率が低いので現状のユーザー生放送ではあまり良い選択ではありません。
しかし、どうしても中には特定の生主が枠を取らないと成立しない物が有ります。マイクを使った放送などがその一つで、ゲストを呼んで生主が聞き手になって放送する企画などはマイクを使える人が枠を取れないと成立しなくなってしまいます。
そこで有効なのがSkypeです。これはインターネットを使った電話で通話料金等が発生しない便利な物です。このスカイプに加え自分のPCでなっている音を全て出力する事が出来る「サウンドミックス(ステレオミックス)」を使うと、AさんとBさんがスカイプで繋がって話をしてる所にさらにCさんが繋げて、Cさんが生主として枠を取って(全くしゃべらずに音声の仲介役として)放送に会話を乗っける事が可能になります。
視聴者の中には有名なPのゲストを目的に来た人も多く、ゲスト番組は目玉だったので確実に枠を取る為にはスカイプとサウンドミックスが出来る人を一定以上確保する事がこのイベントの成功可否を握っている状態でした。しかしながら今回のイベントではそれが可能なメンバーが5人程度しか居なかった為にトーク系番組では特定の人に枠取りの負担が集中する事になってしまいました。サウンドミックス設定の確認は今後同様のイベントを行う場合は初期の頃から進めておかないといけないというのが今回の最大の反省点の一つです。

⑤ワントップ型をせずに連絡は密に
今回のイベントでは最高責任者的な立場の人は無しで複数人がメイン運営・全体管理という立場で進めました。例えば24時間・27時間TVの場合は天然Pという主催者が存在したのですがそういうワントップ型にしてしまうと場合によっては責任者に負担が行き過ぎる可能性があります。そういう意味では複数代表制がやりやすいのではないかと思います。72時間では外部との交渉はほぼ全てmedicさんがやってくれました。しかし途中で気付いたのは、彼のPCが起動不可能になる・事故病気で本人が入院してしまうなのど事態が発生した場合企画は一気に崩壊する危険性を孕んでいるという事でした。なのでメインのスタッフの中で情報は共有されていないと不測の事態には対応しきれないし、一人の手がふさがっていると作業が全く進まないといった不具合が生じます。情報はなるべく共有しておくべきです。

⑥準備期間は最低2ヶ月以上
1月13日にCMうp、16日にコミュ立ち上げ、その後にIRC立ち上げで本格的に動き出したこのイベントは実質の準備期間が1ヶ月程度しかないキツキツのスケジュールでした。人材募集、CM等の動画作成の事を考えれば最低2ヶ月は準備期間が必要でしょう。CM動画も事前に有る程度素材やアイデアを集めておいた方が後が楽になります。

⑦白紙の計画で立ち上げてはいけない
番組企画の半分以上は自分がアイデアを出しました。最初の計画ではほぼ無計画でやるつもりでしたが念のためアイデアは多少練っておいたので役に立ちました。また、自分が実質上の言い出しっぺに近いので責任を取る意味でアイデア出しや動画作成は頑張りました。責任者が前線で戦わないような場ではスタッフは付いてきません。計画を立ち上げる人はある程度の計画を練ってから立ち上げないと、後から参加してくるであろうスタッフを皮算用にしてさぼると痛い目を見ることになると思います。

⑧人脈が大事
結局のところ人が集まらないとイベントは盛り上がらない。どうせ集めるなら優秀な人材の方が良い。という事で将来的にイベントをやりたいという人は前もって人脈を作っておくべきですね。72時間で何とかなったのはラッキーだったです。

とりあえずこんな物かな?カクテルSPとか見ると以下に事前準備がしっかり出来てるかわかりますねぇ。

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