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評価と共感

続・空から降ってくるので(10月7日分)

僕は動画職人の評価されたいという気持ちを肯定する人間なんだけど実を言うとその中身と言うのはもう少し複雑になっています。ちょっと上手くまとめられなかったので箇条書きに。

■再生数・コメント・マイリスト、この3つをひっくるめて大雑把に「評価」と呼んでいるわけだけどその中身は「評価」と「共感」に分かれているのではないかと思う。

■慈風Pって凄くたくさんの人に評価されているPですがコメントでは「選曲は良くない」みたいなことをしばしば書かれているみたいです。これはPVを「評価」されてるけど「この曲いいよね!」っていうPの気持ちには共感してもらえてないってことだと思うのですよ。慈風Pも「あんたの選曲センスいいね」って言ってもらいたいわけではないと思いますが自分の好きな曲に共感してもらえないのはちょっと残念だと思うんですよ、あくまでも僕の考えですけど。「評価」と「共感」の違いはこんな感じ。

■友達5人で遊んでいる時に「これおもしろいよ」と見せたら全員はまってくれた時の盛り上がり方と1000人が見てる動画の中で5人だけが「おもしれー」ってコメしてる時の盛り上がり方って結構違うじゃないですか。同じ5人なのにテンションが全然違う。CD音源より音が悪かろうが歌が下手だろうがライブが楽しいのはその場に居る人が殆ど全員同じ物を好きなのが分かるからでしょ?

■アニメのMADとかでは「やっぱこのシーンは外せないよな」みたいなのが有るじゃないですか。同じアニメから大量にMADが作られても飽きもせずそのシーンは見たいんですよ。同じシーンで笑って、同じシーンで泣きたいんですよみんなで。誰が作ったかとかそう言う事ではなく共感したい。

■たとえば今回僕が作った「トライアングラー」の髪揺れシーン。僕の技術が褒められるとか以前に(褒められたいけど)僕が言いたいのは「千早の髪が風になびいたらグッとこねぇ?」って事なんですよ!僕が作ったと言う事を置いといて、その演出という存在そのものの評価を僕は問いたいんですよ。僕以外の人が使っても全く受けないのか、もっとうまく作れば受けるのか。もし誰がやっても受けないならその演出は誰にも共感されない演出になります。「アイデアはいいが動きが変」てコメされれば共感はされてるけど評価はまだまだという事が分かります。これならまだ先が有ります。
律子の私服チェンジのシーンにしても、あそこを褒められてもそれは僕のアイデアが良いとか演出が良いという事とイコールにはならないと思うんですよ。それはfake story本編のあの部分の脚本が良いのであって僕の功績ではない。でもあの律子のシーンにコメントはどうしても欲しい。律子の過去に関する感情を共有したいからあのシーンを評価されたい。

■再生数10万、マイリスト数1万、でもコメント数が100以下の動画が有ったら製作者としてはかなり微妙な気分になると思います。評価はされているが盛り上がっているようには見えない。共感されているようには見えない。「共感」は評価に含まれるが「評価」だけで埋めることの出来ない存在でもあるのです。

■動画を作る時、自分が気持ちいいと思う演出をぶち込んで作っています。「見る人が気持ちいいと思う演出」ではないのは「評価」よりも「共感」を優先している部分が有るからでしょう。ひとくちに「評価されたい」と言ってもその中身がどっちなのかで意味はだいぶ違うと思いますよ?「僕の事を褒めて欲しい」なのか「僕の好きな演出(曲)で一緒に盛り上がって欲しい」なのか。僕は両方欲しいですけどね。

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