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トライアングラー セルフ解説

私です西岡Pです。「トライアングラー アイマス×マクロスF×fake story」を自分で解説してみます。気付いてもらえた所、気付いてもらえなかった所、色々有ります。

まず、最初に何故クロマキー合成でなく手動抜きで作ってあるかという事に関して。僕がPになった時に決めたルールみたいな物が有ります。題して西岡Pの3箇条。

1.使うツールはなるべく無料もしくは安い物を使う。
2.可能な限り公式の素材を使い実写や手描きと混ぜるのは最後の手段とする。
3.楽曲のフルVerは使わない。使うなら台詞を入れる等の配慮をする。

今回はその1に基づきvideo studio9で作っています。VS9というか最新のVS12でもクロマキー機能が貧弱でブルーバックの背景だけを消す事が出来ないのでVSシリーズでの制作だと手動抜きになります。一応Aviutlのプラグインでもある程度抜けるらしいのですが淵に青い色が残ったりするのが嫌いなので使いませんでした。手動抜き自体は765Comm@ndで撮影した物を抜いています。アレの最大の功績はステージの照明に影響されない素材を用意できるところが一番だと個人的には思ってます。

七夕革命による他のPの制作スピードの上昇、8月の「アイマスF」に先を越された事、9月中(マクロスF放送終了まで)に終わりそうに無かった為に3箇条のその1については破る事にしてPremiere elementsを購入したのですが解像度が変えられない、書き出し設定が分からない、画質が上がらないという理由でPremiere elementsは放置決定。結局完全手動抜きで最後まで作る事になりました。

ちなみに最初から完全再現は目指していません。ドラマチックの時もそうですが再現しきれない所をどう改変するかが腕の見せ所と言うか面白い所でも有ります。あと自分の制作方法がかなり特殊です。普通撮影したPVを素材として編集ソフトに読み込ませて編集するのですが僕の場合

PV4で撮影(グレーバック)→Aviutlで読み込み→avi等のVS9で読める形式への書き出しが上手く行かないので使うシーンを1フレームごとに表示して「現在のフレーム出力イメージをクリップボードにコピー」→フォトショップで新規ファイルを開いてペースト→1フレーム=1レイヤーとして手動抜き→1レイヤーごとにpngで書き出し→VS9で静止画読み込み

という流れです。拡大縮小・被写界深度(ぼかし)・スクロール・フェードなどの効果は基本的にフォトショ上で処理した上で静止画に書き出します。

まず最初のタイトルですが「アイマスF」でタイトルロゴがちょっとやっつけで勿体無いなぁと思ったのでマクロスF風のロゴでちゃんとfake storyにしてみました。
1
バックの夜の事務所は実は昼間の事務所の画像を加工して夜にしたものです。これは前作の「happily ever after」で使ったもので、当時借り物Pで夜の事務所の画像が手持ちに無かったので青い色を乗算で重ねたり色々して作りました。

2
春香が走るシーン。最初に作ったカットで七夕革命前のものです。ごまえーを固定カメラで撮影した物から抜いてますが繰り返しパターンにするには始点と終点のパターンに開きが有りすぎるため手描き加筆修正でパターンを作り補完しています。しかしこの作業が思ったよりも時間が掛かったため途中で仮組みを始め後回しにした挙句時間が足りずそのまま使いました。こけそうに見えるのはパターンがあと1~2枚足りていないからですがその方がかえって春香っぽく見えるかもしれないと思ってそのままに。

3
あずさの歩きシーン。これも七夕前作成。ナイト帽をかぶっていたりグラサンを外すのは元映像に合わせたものです。後ろのモニターがあずさの映像が流れているのも元映像に合わせたもの。これらのポイントはあんまり気付かれて無いっぽい?グラサン外しは結構自分ではうまい事やったつもりなんですが・・・。

4
佇む千早。衣装選択画面の画像を加工してアルトと同じポーズを作ってます。ここの髪の動きは完全にオリジナルですが誰も気付いてくれない・・・。

5
メインキャラ3人のキャッチコピーみたいな物と華。あずさは蘭の女王と言う事でイメージカラーに合う蘭(カトレアだったかどうかは忘れた)と「女王」、千早は青い花で桔梗と「天才」。一応花言葉も調べて千早に似合う華として桔梗にしました(花言葉は気品・誠実・変わらぬ愛)。春香は向日葵。やよいの華のような気もしますがやよいはマーガレットなので春香が向日葵です。春香のキャッチコピーが「?????」なのは未見の人間にとってどういう存在になるのか隠しておきたいから。あとあえて書くなら「ステージに愛される少女」になるので長すぎる為隠しておきました。

6
3者3様。あずさのアホ毛が無いのはシリアスなカットである事と、元々帽子を突き抜けるのはバグみたいな物なので無い方が自然であると言う考えの下修正。帽子は麦藁を加工。手が帽子を突き抜けるところも手描き修正。風を表現する為に髪揺れを作成したけどここもその事についてコメ無いので気付かれてないのか?

78
910
この4カットは連続した流れになっていてレッスンで鍛えた春香が本番のステージに臨む形になっています。カット割りもちゃんと元映像どおりのタイミングで作ってます。

11
さらに上のカットから続く流れで舞台袖の律子とやよい。春香が華々しい舞台に立つ一方でこの二人は「裏方」なので舞台に立っていてはいけません。かといってまったく別の場所に居る訳でもない。遠くて近い距離感。そのための舞台袖なのです。律子がアイドル服から私服に変わるのは本編を見た人ならお分かりでしょう。コメしてくれた人が居て本当に嬉しい。今回最も描きたかったシーンの一つです。我ながらこの律子は超可愛いと思います。

12
小鳥さんと赤木。赤木はこの動画がfake storyの二次創作であることを分かり易くするための道具として入れておくべきなので使いました。悪巧みをする人ということでレオン=赤木となっています。一方小鳥さんはアイドルのマネージャー的なポジションからグレイスポジションなだけで他意はないです。オズマも本来ならPが演じるべきですが画像が無いので真に振るしかないのです。本当は真の後ろに雪歩も入れておくつもりだったのですがうっかり忘れてしまいましたw

13
春香衣装チェンジ。元映像ではこのシーンはアルトなので本来は千早で描くべきシーンなのですがここはキャラの成長を暗喩する演出なので春香になります。途中で一瞬カクつくのは実はこのぎゅっとする動きが一つの振り付けから抜いた物ではなく二つの振り付けから抜いた物を混ぜているからです。恐らく普通のPではこの方法を取る事はありえないと思いますが全フレームを静止画で作成している自分にはアリな選択肢です。

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今すぐタッチミーの所。ここから元映像はバルキリーの映像になってしまうため大幅改変です。歌詞に合わせて微妙な関係の組み合わせや手を伸ばしたあずさ・千早で描いてます。この後の春香のシーンは正直やっつけでダンス選択しすぎた・・・。VFシーンはAC6映像で描く「AC風味Ver」を平行してうpする計画も有ったのですが先を越されたので没になりました。

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その他の人々連続カット。「アイマスF」ではこの辺りがコラージュによる完全ネタタイムになっているのは個人的に勿体無いと感じたのでしっかり作りました。オペレーター3人娘の敬礼は亜美真美の敬礼に。艦長とボビーは社長&小鳥。クランのカットは千早がクランポジションも兼任なので千早vs審査員となっています。一瞬で分かりにくいですが千早のカットも本編内容に合わせた画面作りです。

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ネタシーン突入。ディープPが「ガチガチじゃないのがいい」と仰ってくれたのですが実を言うと元映像のVFシーンが長すぎて間が持たないために歌詞に合わせた結果ネタになってしまったのが真実です(;´д`) ルーレットはトレスから自作。パイタッチのカーソルの動きも元映像のロックオンカーソル?の動きをトレースしています。

18
サムネのカット。カーソルの形がおかしいとか言われましたがこれはタッチコミュのくちびる型カーソルです。あずさ最強コミュで出てくるので知らない人はニコニコで検索して見るべし。ここの動きも元映像に合わせてます。

19
敵か味方か謎の存在=美希。この後の空がスクロールする背景は頭を悩ませていた所ギリギリのタイミングでモリモリソザイにうpされていた物をお借りしました。かなり助かりました。

20
ラストカット。VFが回る部分は美希に担当してもらいました。この静止画の千早・あずさの頭部と春香の顔は実は合成で二つの画像の切り張りで出来ています。

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