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GUNSLINGER GIRL 9巻

GUNSLINGER GIRL 9 (9) (電撃コミックス)

今回の巻は一番最初の義体少女アンジェリカの死とその後までを描いたものですが単行本の帯と1本目の話である45話の扉には

「むかしむかし、パスタの好きな女の子がいました」
と書かれている。当然これはアンジェの事なので

「むかしむかし、パスタの好きな女の子がいました(でも、もういません)」
という意味になる。そしてこの言葉は二重の意味を持っている。義体化される前のアンジェはパスタが好きだったがその後パスタを好んでいる描写は特に無い。パスタ好きの少女は義体化された時に一度死んでいるのだ。そして義体化の過程で担当官であるマルコーやその仲間が創作して語った「パスタの国の王子様」というお話も今のアンジェは忘れている。つまり

「むかしむかし、パスタの(国の王子様というお話が)好きな女の子がいました(でも、もういません)」
という訳だ。アンジェはもう2回も死んでいるのだ。思えば2巻で初登場した時からすでにアンジェには死の影が見えている。7巻分の時間を経て描かれる緩慢な死。これほどゆっくりとした死をかかれたキャラも珍しいのではないか。個人的に、テロリストとの戦闘に人体実験というハードなテーマを扱いつつゆったりとした時の流れを見せる作者の手腕はなかなかの物だと思う。

あと、アンジェが危篤状態に陥った時マルコーは彼女の事を「亡霊」と呼ぶところがまた面白い。アンジェ=天使(Angel)が亡霊。天使も亡霊も実際には存在しない物だが信じた物だけが見ることが出来る。アンジェを天使にするか亡霊にするかはマルコーの気持ち次第という訳だ。

この巻でペトラ以外の2期生が3人登場して、その3人とも新顔なんだけどどうにも1期生に比べると花が無い。1期生は全体的にしつけと愛情が行き届いたお嬢様という感じだったのが2期生は普通の下町に居るティーンエイジャーというイメージで服装もラフな状態。これはやはり1期生の終わりがこの漫画の終わりと言う事だろうか?
それにしてもペトラ可愛いよペトラ。担当官とすでにラブラブなのもポイント高いよね。アレッサンドロも「死に急いでも俺は褒めない」とか「俺を一人にするな」とかストレートでいいなぁ。

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