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コンテンツを売るという事 ニコニコとかアイマスとか

ニコニコ動画がRC2になってからバージョンアップとは裏腹に接続できない動画が多くてイライラしたので今月から有料会員になりました。実際なってみるとエコノミーモードに煩わされる事も無くかなり快適です。

さて、ニコニコ動画が突破すべき目標のような物を挙げるとしたら「コンテンツを金を出して買うという概念を普及させる事」ではないかと個人的に今思っています。いや、コンテンツは金で買うものだろ?と思っている人もいますが基本ニコニコは無料ですし、そのコンテンツの原料であるTVアニメも基本的に無料で視聴できます。僕は実家を出て以来新聞は取ってないのでニュースはTVかネットです。ニュースに金を払うと言う概念はありません。
TVというのは見てもらう事によって広告料を徴収し間接的に収入にするのが基本スタイルですがこのスタイルも限界が近いような気がします。一般的なTV番組は何故かビデオやDVD化されません。あるいはされても大々的に宣伝されはしません。「月9ドラマの視聴率が~」と言うような事は目にするのですが人気ドラマがDVD化して大ヒットという話は全然聞きません。人気作品は再放送される事が多い(フジはしつこいぐらいにやる)ので出し惜しみしてるのかもしれませんが。もう少しコンテンツを直接金に換えることもした方が良いと思うのですが・・・。
追記:突っ込まれる前に書いとく。ドラマDVDについては特に調べてません。ドラマ視聴率の良し悪しは特に興味なくても目にするけどDVDの売上に関してはそれが無いというぐらいの話です。あとはドラマDVDのCMを見ない。自分がそういう時間帯にTV見てないせいかもしれませんが。よく調べずに書くなよという話であれば全くもってその通りなのでごめんなさいとしか言いようが無いのですが。要するに、CM打流してちゃんと売る気が有るのかという話です。

アニメもいまやネット配信で全国で見れるものも増えてきました。そうでなくてもようつべやニコニコで見れます。アニメもCMでDVDやCDを宣伝する事によって収支を成り立たせようとしています。しかしニコニコではCMは基本カットされています。地上波でもレコーダーのスキップで飛ばされます。でもそれでDVDが全く売れないわけではありません。以前コメントで頂いた情報によると今年の1~6月のアニメ作品の売上は前年の115.2%だそうです(そのかわりレンタルは85.4%)。ちゃんと売れています。
また、niftyのバックアップの元で地上波+ネット放送を行った「アイドルマスターXENOGLOSSIA」は豪華声優・安定した高作画・人気作品の舞HiMEシリーズのスタッフ参加と期待されましたがDVDは初動3000枚程度の凡作レベルの売上に終わりました。これは逆説的に「コンテンツの中身が良ければCMは無くても売れるし、悪ければ全国展開していようが売れない」と言う事だと思います。でもDVDってのは純粋にコンテンツを買っている事になるのかというと最近は微妙な気がしてきました。限定版のおまけ欲しさに買ってしまう人、買う事に満足して見ない人、買ったはいいが見る時間は無い(でも分かっていて買う)人など結構居るのではないでしょうか?そうなるとDVDってコンテンツと言うよりは「パッケージに金を払っている」気がしますね。

話は変わって、最近町の本屋とかCDショップってどんどん減ってますよね。だいたいTUTAYAとかの総合店だけ生き残って他はどんどん弱ってる。そんな中、数あるオタク商品を確実に入荷してくれるお店と言うのはすごく少なくなる。休みの日に都心に出かけて専門店に買いに行かなければならない。働いてる人にとっては面倒です。さらに商品自体の数も増えています。金も掛かるし手間も掛かる。そうなるとパッケージは要らないからコンテンツの中身だけ安く早く手に入れたいと言う人が出てくると思います。今後この欲求にどう対応していくがコンテンツ産業の課題となるでしょう。

さてTVアニメの場合、コンテンツ(番組)を見て→パッケージ(DVD)を買うという流れです。基本はタダの物に金を出すわけですからパッケージとしての魅力は欲しいわけです。売る方も意識せざるを得ない。でもこのパッケージを弄くってどうにかしようというのはある意味不毛な戦いです、コンテンツ産業ですから。ですから今後はコンテンツを見て→コンテンツを買うという方向に持っていけるとコストも安くて良いのではないでしょうか。ネットでいつでも見れるのにわざわざデータをダウンロード販売で買う。消費者をこの方向に持って行ければ勝ちです。そうなるとパッケージの魅力を宣伝する必要も無くなるので広告費が減るしTV局に高い金を払って番組を放送する必要も無くなります。
で、これに今までより半歩ほど近い事をやってるのがニコニコ市場です。まずニコニコ市場と言うのは予約が少ない。通常のパッケージ買いにくらべて「よーし買うぞ!」というような感じが少なくて「やべっ!これ面白いからちょっと買ってくるわ」的な衝動買いが比較的多いんではないかと思います。この場合パッケージがどうとか気にせず買ってると思いますのでコンテンツ→コンテンツに近い感じです。さらに最近ニコ市場では着うた等の純粋なコンテンツ販売もスタートしました。本日のランキング1位なんて冥王なのはさんの「・・・少し・・・頭冷やそうか?」ですよw こんなもの録画した奴やニコニコのMADからいくらでも抜けるんですよ。でもわざわざ買う。有料のプレミアム会員にしてもRC2になるまでそれほど大きな障害の無かったニコニコでも約10万人が入会してます。僕みたいに障害鬱陶しいからじゃなくて、純粋にニコニコに金を払ってもいいと思った人間が10万人。

今後プレミアム限定の機能とか限定動画とか充実して「これなら払った方が得だな」と思わせることに成功すればひょっとしてニコニコ動画はコンテンツ産業の救世主にすら成り得る。

ニコニコを代表するコンテンツの一つアイマスですが、新作のL4U!はゲーム性をほとんど捨てて着せ替えしたアイドルに歌を歌わせて鑑賞するソフトになっています。これはかなりアイマスMADを意識した内容だと思われます。このソフトは極端な例え方をすれば「リカちゃん人形を売るのを止めてリカちゃん人形の着せ替えを動画にして売る」のに近いと思います。これはもはやパッケージ売りとかコンテンツ売りですらないかもしれません。MADに使われること前提で売るならばもはや「コンテンツジェネレーター売り」なのかもしれません。ちょっと衣装と曲を指定しただけでコンテンツの原料を生み出すジェネレーターを売る。もちろんDLC(ダウンロードコンテンツ)で新衣装売りは続けると思いますが。これは結果としての初音ミクに近いですね(初音ミクはあくまでも道具として販売されたと思っている)。ジェネレーター売りが成功し、生成されるコンテンツに価値がある限り付随してDLCというコンテンツ売りも売れ続ける。MMORPGが「場を売る」状態になっているのに近いのかもしれません。
こうなる予兆というのは実はあったんですよ。だいぶ前に「トラスティベル」とか「魔女審判」のプレイ動画がニコニコに上がっているのを見た時に「これからはゲームはプレイする時代から見る時代になる」という記事を書こうとして止めたんですよ。両方ともグラフィックは気になるけど中身はどうなの?って感じの作品かつハードがPS2以外というのがネックな作品でした。見たいけどプレイはたるいとか金を出すのはちょっと・・・資料集だけ買うかみたいな。

初音ミクやアイドルマスターといったCGM(Consumer Generated Media)を後押しする商品がヒットし続け、ニコニコ動画やネットそのものが繁栄していけばコンテンツ産業全体の様子もかなり変わるかもしれませんね。「今時テレビなんて見ない」とか「アニメは見ないけどアニメMAD」は見るとか「物を作るのに忙しくて消費なんてしてられない」とか言われるようになったりして。かく言う僕もMAD製作に手を出してからアニメ視聴はおろかニコニコ視聴時間全体が減っているw

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