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らき☆すた最終回によせて

最終回の脚本は原作者だったらしく「つまらん」と言っている人もいるけど悪くなかった。何よりもOPのダンスが実は文化祭の出し物であったと言うストーリーの組み込み方は良いと思う。ハレ晴レのダンス人気を受けてらき☆すたでも採用された踊る主題歌映像だが普通の会社ならわざわざその意味を作品内にフィードバックさせる事はしなかったのではないかと思う。さすが京アニである。技術云々以前にこういう気の利かせ方があの会社の良い所だと思う。まぁ、EDに関してはもう少し空気読んでくれよという感じであるがED曲が「ビューティフルドリーマー」の曲だったとかでそれなりに意味込めてるのかもしれんけど。

僕がらき☆すたを楽しめたのはヌルい作品だったが故だ。ハルヒを見ていた時の楽しみとはだいぶ違うしおお振りのようなゾクゾクする感覚でもない。こういうヌルい作品は1~2クールに1本は欲しい。以下は議論的な内容で感想ではないです。

「らき☆すたを掛け値なしに面白いといえる人は思考停止しているのではないか」と言った人が居るそうだが僕はあまりそうは思わない。らき☆すた擁護派の僕としてもそこまで評価してはいないが、25歳ぐらいまでの人が心底らき☆すたを傑作だと主張しても僕は「若いなぁ」と思うだけだ。むしろ、らき☆すたを全く許容できない、他人が楽しんでいるのさえ恨めしいという人が居たらその人の方が思考停止だと考える。

らき☆すたが非難される理由はストーリー性の無さが主な理由だと思うが日常を舞台にした作品は概ねストーリー性が無い。その部分だけで言えば「サザエさん」も「ちびまるこちゃん」も「クレヨンしんちゃん」も、さらに言えば「あずまんが大王」「よつばと!」「ひだまりスケッチ」も全て糞という事になる。これに賛同できる人はどれくらい居るのだろうか?いったい何時からストーリー性の無い物は作品としての資格が無いように扱われるようになってしまったのか。

そもそも、らき☆すたの本質は一般受けする作品ではない。本来はもっとピーキーな作品である。女子高生の生態と京アニという最高級の羊の皮をかぶる事によって大人気を博しているだけで、その事が分かっていれば「自分が何故らき☆すたを面白がれないのか」と考える必要は無い。単純に自分の守備範囲外なのだ。自分が面白くないのに世間で受けてるのはおかしいから攻撃する。
あんなのは大衆にこびた内容の無い安い作品だ、そう言うのは半分当たってるけど半分はずれてる。らき☆すたは安さを売りにしているのだ。100円ショップへ来て「こんな安物買うなんてバカなんじゃない」と言う人が居ればその人の方が馬鹿なのと同じ。全て同列に「アニメ」として扱おうとするから間違える。らき☆すたを理解できるから優れてる、理解できないからこそ優れてるとか争うのは無益な戦いだ。単純に自分の好みの範疇でなかったとしてしまえばいいのに。
らき☆すたはある意味最高に進化したアニメだ。ただ、別の方向から見ればそれは退化にも見えるし環境が変われば一気に絶滅する危うさを伴った進化だと思う。しかしらき☆すたという固体が消えようとも同系統の種がすでに確立されたのは間違いない。それに目をそむけている事こそ思考停止ではないのか。

モネの描いた女性を見ても萌えはしないけどあの人の絵は上手いと思うよ。ピカソとかは良くわかんないけど。

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コメント

らき☆すたを非難するつもりはないけど、オタク向けの作品である事は確かだと思う。
「あずまんが」や「ひだまり」は普通の人(オタク知識が無くても)が見ても楽しめるだろうけど、らき☆すたは理解出来るかどうか…。

安さを売りにするのはいいが、業界全体がデフレスパイラルに落ちてしまわないか不安。

投稿: sasa | 2007/09/20 21:32

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