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陸上防衛隊まおちゃん総評

先日放送が終了した「陸まお」ですが再放送作品ながらなかなか楽しませてもらったので感想書いとく。

僕の好きな話は11話の「それはさておき運動会」と25話の「おもひでぼうえい」の二つですね。運動会の話は、運動が苦手で活躍できないまおちゃんのため借り物競争でまおちゃんの借り物だけ簡単な物にしてほしいとかごめ先生が裏工作をするのだがまおちゃんの家庭の事情を知らない他の先生が「お母さん」と書いてしまう。そこに当たり前に居る筈の「お母さん」を持たないまおちゃんは泣き出してしまう。そこでかごめ先生が来て「今だけ私がまおちゃんのお母さんよ」と言って一緒に走ってくれるというお話。
25話の方は大切な思い出の詰まった人形をかわいいエイリアンに奪われてしまったまおちゃんが取り返しに行こうとするがかごめ先生に「防衛隊は守るのが仕事だからそれ以外の事に第2種装備は使えない」と言われてしまう。しかし、あきらめ切れないまおちゃんは次の日学校を休んでしまう。防衛隊の本分を捨ててでも取り返しに行くべきか悩むまおちゃんの前に変身したみそら達が現れ「まおちゃんの思い出を防衛する」と言う。陸士郎も「私の可愛い孫の思い出を防衛して欲しい」と第2種装備の許可を出し、晴れてまおちゃんはかわいいエイリアンの本拠地へ行く事になる。
この2話から特に見られる陸まおの核とは赤松健の描く「地域ぐるみでの理想の子育て」なんじゃないかと思った。運動会の時にしろ思い出の時にしろかごめ先生達の言動はベタベタであからさまな言い訳や子供だましな感も有る。でもそれを誰も非難したり笑ったりしないのは大きい。他の生徒も街の人達も皆まおちゃんの味方だ。敵であるはずのかわいいエイリアン達も悪人?ではない。この世界では全てがやわらかい物で包まれている。悲しい事や大変な事は有るけど不幸じゃない。「転ばないように」ではなく「転んでも大丈夫なように」「転んでも手を差し伸べる人が近くに居るように」。守るべき物は有るが傷つけるべき物は無い。
防衛という事も含め世界全体がまおちゃんを成長させる為の「お遊戯」なんですよ。そこで起きる戦いは本気じゃないから大怪我をする事はないし周りの大人もまおちゃんが下手でも笑って見守ってくれる。BGMが基本的にピアノだけというのもお遊戯を意識してるんじゃないかと勝手に解釈しています。Wikiに書いてあるような風刺的なものは個人的に感じなかったなぁ。

あと細かい所では8話で一人で出撃しようとしたまおちゃんの前にみそらとシルビーが助けに来るシーンでシルビーが二人にみかんをあげるのがなんか好きです。シルビーにとってみかんをあげるのは親愛の情みたいですね。ひょっとしたら7話で「またみかん食べに来るか」と誘って断られたのを気にしてたのかもしれませんが。

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