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作家個人と出版社の著作権の比重が分からない

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コメント欄でツッコミが入ったので補足。
>確かアンパンマンをスーパーロボット大戦っぽくしたサークルがメーカーの申し出でコミケ前日に発売停止になりましたが
アレに関しては普通、見た人はアンパンマンやドラえもんに対する(二次創作者からの)愛情は感じられないと思うので単純に売上だけではないと思います。あれはネタ扱いしてますから。原作がネタ成分を受け入れられる性質が有るかどうかも考慮しないといけないと思います。

今回のドラ騒動もトータルで1万部以上売ったため、黙っていられないということじゃないでしょうか?
これに関してもですね、小学館側がいつ「一万部以上発行されている事を知ったのか」のが分からないと「一万部以上だから警告した」のか「警告したら実は一万部以上だと分かった」のか判断ができないんですよね。そうなると必ずしも発行部数が問題だとは言えない。普通に考えれば自分のサイトとかで書いてない限り他人が同人誌の発行部数を調べる為には印刷所に聞くかコミケ準備委員会に聞くか本人に聞くかぐらいだと思いますがそうなると発行部数を知る前に規制しようという意志の方が先に有ったように感じられます。ようつべのニュース番組での報道を見ると
もしかして藤子さんの作品かな?というぐらいに仕上がってますので
と言ってる部分くらいかな?小学館の人が直接基準ぽい事に触れてるのは。で、アピールってんならもっとそのポイントをはっきり責めておいた方がお互いの為だと思うんですよ。今回少なくともネットのでの報道ではどこがポイントで警告に踏み切ったのか書いてる報道が殆ど無い。そうなると、部数・ネットでの公開・装丁の類似性・内部の類似性・原作からの改ざんなどどこに気を付ければいいか分からないので結果として、「全く描かないor気にせず描く」二択に近くなっちゃう気がします。そうなると小学館が残してくれた曖昧さってのは価値がすごく下がってしまって萎縮効果が非常に高くなる。「500部ぐらいなら大丈夫だろう」と自重したつもりでやったら「部数は問題じゃ有りません」とか言われたらびっくりだろうしね。曖昧ながらも「そこら辺は危ないよ」ってのがさりげなく分かると・・・贅沢ですかねこういう考えは。

前回の話とは少しずれますがここからが本題
大工さんが家を建てたからといってその家を改築したり、取り壊す権利を持っているのは家主である
いや、さすがに僕もそこまで原作者に権利があるとは思ってないですけど
「作者の意見=著作物の方針」じゃありませんよ。
について実際の所どうなのかがよく分からないのが問題なのでは?どこからどこまでが作者の意見が通せて、どこからは出版社の意見の方が強いのか一般人には見当が付きません。これって実際に見聞きした人以外は殆ど知らないと思います。例えば「死んだキャラを生き返らせてくれ」とか絶対に描きたくない展開をどこまで拒否できるのか?とか打ち切られた後でそのまま同人誌や他の雑誌で続きを描けないのか?とか著作人格権っぽい事はどこまで通るのか分からない。
「お前が描きたくないって言うなら他の人間に描かせる」とか言われて自分の作品を取り上げられるような事がもし有ったとすれば、作者:出版社間の著作権パワーバランスは0:10です。yymさんのコメントをそのまま受け取るとこういう解釈も出来ますが(実際にどういう知識を前提に同程度のつもりで書いたのは分かりませんが)そうだとしたら著作権の仕組み自体が間違っていると言わざるを得ない。編集者によってはまったくネームを見ずにOKを出す場合も有るそうなのでそういった場合創作に出版社が寄与した割合ってのは殆ど無い。にもかかわらず作った人にしか与えられず他人に譲る事も出来ないと言われる著作人格権を10割持っていくのは明らかにおかしい。
上の例は極端な話ですが小規模な部分では多分ありえる話だと思います。作家ってなるのが大変な上に契約書が存在しない世界らしいので、いざなってみたら現実はこんなんでしたってのはひどいと思う。どういう仕組みになってるのか一般の人にも分かればそれを改善する為に動く事も出来ますがごく一部の人しか仕組みを知らせれていないのでは良いか悪いかさえ分かりません。

作者の死後70年とか言ってる前に著作権の比重をはっきりさせ、作者側に傾ける事の方が先のような気がします。作家のワーキングプアを横目に企業社員は高給取りって言うのは消費者から見ても納得しかねる。

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コメント

あのー、書籍、映画、ゲームではそれぞれ企業側の著作権上の立場はまるで変わってくるんですが、知らんのですか。

それに、著作権法ではなく契約形態が大半の問題になります。

投稿: HNK | 2007/06/10 02:24

>あのー、書籍、映画、ゲームではそれぞれ企業側の著作権上の立場はまるで変わってくるんですが、知らんのですか。

それぐらいは分かりますが実例を聞いたことが殆ど無いから分からんと言っているのです。あとゲームなんかは社員契約なり何なり有るからここでは触れないようにしてます。

>それに、著作権法ではなく契約形態が大半の問題になります。

それも分かってます。そしてそれも実態が分かってない。もし作家にとって良い実態で無いなら法律で保護した方がいいのではないかと言う話です。口約束だけの契約形態なんて異常だし。

投稿: 西岡勇志 | 2007/06/10 04:13

 最近同人誌というものの認知度が上がり、とらのあな等、同人ショップが全国に広がって、ネット通販でも簡単に読みたい同人誌が在庫のある限り入手できる世界になりましたが、ある意味それは「おかしなことである」と警鐘を鳴らす意味にもなったと思います。
 同人誌は著作権の世界で言えば「限りなく黒に近いグレー」で、権利保有者が申告すればあっという間に黒になるものです。そこには「同人作家の愛」も「作品の完成度」も関係がありません。

「○○冊以上はダメなど基準が欲しい」と、管理人様はおっしゃっていましたが、だとしたら大手出版社、ゲームメーカー、テレビ局は一貫して「一冊でもダメ!」とするでしょう。それが本来の企業として「著作権を守る」ということです。

 そうならないように同人はもっとこっそり、地味に行うものなんですけどねえ・・・

 

投稿: FANTAg | 2007/06/10 23:17

>そうならないように同人はもっとこっそり、地味に行うものなんですけどねえ・・・

オリジナルのもこっそりしなきゃいかんのでしょうか?

投稿: nyaiaru | 2007/06/11 23:34

文章の趣旨をよく読むように。普通の理解力があればそんな結論にはならんでしょう?

投稿: とんp | 2007/06/12 01:05

>そしてそれも実態が分かってない。もし作家にとって良い実態で無いなら
>法律で保護した方がいいのではないかと言う話です。口約束だけの契約形態なんて異常だし。
ご存じないならこういった文章はかかれないほうが良いのでは?
うん十年前はともかく、今は通常の出版社はちゃんと取り決めの契約を文章で取り交わしますよ

投稿: kat | 2007/06/13 18:21

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