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広告代理店+アニメ製作会社=?

博報堂DY 「シャナ」や「げんしけん」の東芝エンタを買収<アニメ!アニメ!>

広告代理店の博報堂DYがアニメなどの映像製作・流通を手がける東芝エンタテインメントを買収し100%子会社化するらしいです。アニオタ的にどこが問題かって広告代理店が直にアニメ製作に関わってくる可能性についてです。知らない人の為に書いておくとTVアニメを作る時にだいたいスポンサー・広告代理店・TV局・製作会社の4つが必要です。スポンサー(例えばDVD販売会社としましょう)が自社製品のCMだけでアニメのCM枠を埋めるつもりが有るなら本来広告代理店は必要有りません。しかし全国の放送地域全てで自社でCM枠を埋めるのはきついのでアニメとは関係ない物も含めCMを流したい企業を探します。これを担当するのが広告代理店(かなり大雑把ですが)。しかし広告代理店が仕事をするとスポンサーから出た資金の2~3割が取られてしまうと言われています。他にも
スポンサー(5000万)→広告代理店(4000万)→放送局(800万)→元請けプロダクション
こんな感じで実際に製作するアニメ製作会社に来る前に資金がどんどん減っていく構造となっています。詳しくは<アニメーション産業の現状と課題 アニメーション産業の現状と課題>のpdfファイルを参照の事。放送局はTVアニメを流す際にどうして必要としても広告代理店って本当に必要なの?というのが素人の意見。「自分で広告主探せばいい」とか「せめてもう少し安くならないのか?」と言いたくなる。よく分からない人間にとっては搾取者にしか見えない。

で、話を元に戻すと広告代理店である博報堂が子会社にアニメを作らせれば中間搾取が無くなるor減るんじゃね?と言う事で。今までは極端な話広告枠が売れれば代理店としてはどんな糞アニメでも構わない(実際には視聴率が低いと困るけど)状態だったのが自分達が制作費搾取する事で子会社が資金不足でいい作品が作れないとグループとして困る。だから搾取をゆるくして下に資金をちゃんと回していい作品を作らせる・・・という風になると良いのだがどうなる事やら。「子会社だからこき使っていいよね?」って言われるかもしれないし「今までこれだけの資金で作れたんだからこれからも大丈夫だよね?」と言われるかもしれない。明るい未来を想像したいんだけど今までが今までだからなぁ。あとはこれによってますますアニメ業界は広告代理店の言いなりになって行ったりしてしまうかも。アニメ内にやたら実在の商品が登場したり有名旅館が登場したry・・・。

まぁ東芝エンタ自体は企画とかプロジェクトの取りまとめ役みたいなものだと思うので(コードギアスを手がけていると書かれているが出資だけで実際にアニメを作ってるのはサンライズ)アニメ製作会社と呼ぶのはいささか語弊があり実際の製作スタジオに渡される時には資金はやっぱり減ってるんだろうな。東芝エンタ自体が中間搾取者な訳で。

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コメント

博報堂のライバルである電通はすでにジェネオンを配下にしてるわけですが、やっぱり広告代理店が製作会社(配給会社?)を抱え込むメリットはあるんでしょうかね。
気になるのはジェネオンと東芝エンタは販売元と発売元とかで良く手を組んでいたので、今後どう協業していくのかが気になります。

投稿: わはは大王 | 2007/04/19 04:01

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