« 06/12月のアニメ視聴率・4回目 | トップページ | コードギアス反逆のルルーシュ 第15話 »

おおきく振りかぶって 7巻

アニメ化が決まった待望の7巻発売。さすがに試合が長くなると作品に対する緊張感が薄れてしまうがそれでもまだこの作品の持つ緊張感は他のどんなスポーツマンガの追随も許さない。公式戦1回目から去年の優勝高が相手な上に天候も雨。圧倒的な差を付ける事も付けられる事も無く試合終盤まで持ってくる事自体相当上手い流れだと思う。某一発逆転撃テニス漫画とかはこれを見習ってくれよ。

当然の事の様に見えるがこの巻で、ものすごい内容が詰め込まれている。桐青のラッキー2連発、三橋のストレートに疑いを持ち始める敵バッター達、足場が崩れての初めての失投、三星学園の勝利に奮起する三橋、気持ちの上でのヒットを狙う巣山、田島の集中力と挫折、7番なりの仕事をこなす水谷、等普通の作品なら2・3個あれば1巻分になりそうな内容がぎっしりと詰まってる。あと、この漫画、単行本収録時に格話の切れ目が無く「扉」が無いのも良い。1つの巻で内容が1個に繋がっているので一気に読んでしまう。これも緊張感を持続させる秘訣だろうか。その分アニメで1話ごとの切れ目の付け方が大変かもしれないけど。
今回の見所は田島の挫折だろう。天才的なバッティングセンスを持ちながら小柄な肉体のために一人では決して点を取れない4番。下位打線を含め他のチームメイトが打ってる中、外に逃げるスライダーに手が届かず3打席を終了してしまう。1試合中に打てなかった球は無いと豪語する田島が高校野球のレベルを痛感する。相手が去年の優勝高という最大の敵であるのに田島のバッティング抜きで拮抗させてしまうのが上手い。打てないまでも8回表の田島の打席の緊張感はすばらしい。何球もファールの続くストレート勝負、緊張に耐えかねて声援を送るチームメイト、田島コールをする西浦応援団、打者と投手二人だけの世界ではない。それ以外の人間も演出に使うのがこの漫画の上手い所だ。応援する人間も含めての野球漫画って所がいかにも「高校野球漫画」である事を表現してる。
反面高校野球とは思えないほど深い読み合いを見せてくれるのもこの作品の魅力。ストレートを放るのは怖いから念のためシュートをかけるとか速い荒れ球を見せておいてから次は遅い球を内に入れるとか正直この漫画を読んで「ああ、野球ってこんなに面白いスポーツだったんだ」と目から鱗が落ちたほどです。田島の打席の最後、ピッチャーが「俺はシンカーはあんまり好きじゃない。こんな遅い球決め球に使うのはやたらドキドキすっから本当はイヤなんだ」と思いながらそれでもキャッチャーを信じて投げるシーンも敵ながら良い場面だなぁ。

しかし最新刊でまだ公式戦1回戦が終了して無い漫画をアニメ化って早すぎるよなぁ。もし好評だったとしても原作のストックが全然足りないのですぐに2期目を作れないのでこのタイミングでアニメ化はベストではない。あと田島に下野紘は無いんじゃないかと。あの人の声なら田島よりも泉とか水谷とかの線だろ。キャラクターが多いから声優面では苦労しそうだなぁ。有名な人でなくていいから声質の良い人使ってくれるといいんだが。

|

« 06/12月のアニメ視聴率・4回目 | トップページ | コードギアス反逆のルルーシュ 第15話 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66195/13653997

この記事へのトラックバック一覧です: おおきく振りかぶって 7巻:

» 甲子園怪物伝説大阪の高校野球2年生。中田翔 [ひなブログ]
甲子園怪物伝説再び?清原以来。大阪の怪物高校2年生。17才中田翔(≧▽≦)すげぇ!絶対大物になる\(゜□゜)/ [続きを読む]

受信: 2007/01/27 09:29

« 06/12月のアニメ視聴率・4回目 | トップページ | コードギアス反逆のルルーシュ 第15話 »