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バーチャファイター5に見るアーケードゲームの問題

1週間以上前からこのブログを見てる人はお気付きでしょうがアフィリエイトを始めました。何故かと言うとぶっちゃけ勤務先の状態が良くなく僕が無職になる可能性が出てきたので何かの足しにならないかと思った次第です。というわけで珍しくアーケード業界の話などしてみようと思います。

SEGAの名作「バーチャファイター」シリーズの最新作が出ました。バーチャファイターシリーズと言えばオタクで知らない人は居ないぐらいの有名な作品です。ですがウチの店での初日の売り上げは対戦台×2の4台でたったの5千円強、(´・ω・`)しょぼーん。ちなみに「三国志大戦2」は1日1台あたり2万円ぐらいインカムが有ります。今回の導入に当たっての費用は実際の数字を見て無いのではっきりとは言えませんがおそらく300~400万ぐらい掛かってるのではないかと思われます。専用筐体50万×4、基盤50万×2で大体300万、さらにICカードのターミナルやライブモニタもあるので+50万ぐらいは掛かるでしょう。仮に総計400万の費用で毎日5千円しか取れないとすると導入費用を賄うだけで800日つまり2年かかる計算になります。いくらなんでも一日5千円なんて低迷がずっと続くとは思ってもいませんが期待以下の働きであるのは否めません。
さらにバーチャファイター5には問題があって、場所を取る・消費電力が大きすぎるという厄介な代物でもあります。SEGAはバーチャファイターを出す時に合わせて新型筐体を出します。今回はリンドバーグという新基盤のための液晶モニタの少し横に長い筐体を出しました。この液晶モニタ、SEGAが作っている訳では無いだろうから電機メーカーが作った奴を部品として使ってるのだとは思いますがなぜかワイドサイズで横が長い。普通の筐体は大体テレビと同じ縦横比率ですがこの筐体は何故かワイド。一応グラフィックも横長に設計されています。しかし、横長に設計されたバーチャ5を持ってしても横が余ってます。その上縦の長さは通常のモニタより短いのでリンドバーグ基盤のゲーム以外を入れるとすごく横サイズが余ってみっともない事になります。そして画面を縦方向に変更できないっぽいので縦シューティングゲームは実質入れられません・・・。何なんでしょうこの汎用性の低さは。そしてターミナル+ライブモニタとゲームそのもの以外に2台分のスペースをとるので邪魔。
この筐体の消費電力は470W(ちょいうろおぼえ)です。皆さんがお持ちの電子レンジを見てください。たぶん500W~800Wぐらいの間だと思います。つまり470Wという数字は(安目の)電子レンジをず~~っと動かしてるのと同じぐらい電気を食うわけです。恐ろしい数字ですよ。これは恐らく液晶が電気をたくさん食ってるんだと思われますがそこまでして液晶にする意味があったんでしょうか?バーチャ4の時の筐体「ネットシティ」は270Wぐらい、WCCFやガンダムカードビルダーは250W~270Wぐらい、ウチで一番古い筐体「アストロシティ」は140Wでした。これだけ消費電力がでかいと対戦台2セット+ターミナル+ライブモニタで2つのブレーカーに分けて電力を取らないといけないのでちょっとやっかい。

一旦バーチャファイター5用の筐体については置いといて今のアーケードゲームの主流について書きます。今の主流はトレーディングカードゲーム機です。WCCFから始まりアヴァロンの鍵、クエストオブD、三国志大戦と大型のカードゲームが面積の半分以上を占めています。ですが大型機は当然ながら下町の小さなゲーセンには置けません。WCCFのような大型メインモニタ+サテライト8台のゲームは1000~1500万もしますし、場所も非常に取る。そのうえ、もしコケた場合捌きようが無い。保管に倉庫が必要で運搬も大変な大型ゲームは手軽に売買できるものではないですしメーカーと契約しないと払いだされるカードが補充できない等制約があります。今、ウチの店ではガンダムカードビルダーが非常に足を引っ張っていて8台で5千円しか稼げない日もあります。せめてメインモニター(50インチかそれ以上のモニタ2台をくっつけた物)が無くてもゲームが出来る仕様だったら普通の筐体を4台ぐらい置けたかもしれないのにといつも思います。このように最近のゲームは大艦巨砲主義なのにそれを扱うゲームセンター側は導入にしろ取り回すにしろ体力が厳しくなっています。でも、メーカー側はコストを下げたり筐体をコンパクトにまとめたりする努力はしてるように見えません。ライブモニタ有り無しのセットを分けて受注するとかして欲しいですよ。さらに言うと物によっては「筐体込みで買わないと発売日には売らない」とか「マザーボード込みで買わないと発売日には売らない」といった抱合せ販売もよく有るので人気作が早く欲しいのに導入費用が高いので待つしかない中小店がたくさん泣いてるのです。

バーチャファイター5にしろカードゲームにしろこういう「高くてもすごいゲームなんだから黙ってお金を払いたまえ」みたいな感じのやり方は小さなゲームセンターをどんどん潰していってやがて自分の首を絞めると思います。なんかPS3みたいですね。もはやアーケードゲームはオタクカルチャーの中心ではないと思うのでもっと一般時にも楽しめるライトなゲームを作る努力も必要だし購買者であるお店の人間を省みるべきです。いや、もちろん店舗側の経営努力が必要なのは言うまでも無いですけどね。メーカーでしかできない事はメーカーがやってくださいってことで。

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受信: 2006/08/08 18:03

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