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アニメ視聴率7月分経過報告 シムーンが・・・

時間無いんだけど鉄は熱いうちに叩けっつーことで。
驚異の視聴率0.3%を記録してしまった「シムーン」ですが、またやってしまいました。多分「当たり所が悪かった」みたいな物だと思うんですが・・・うーん。実はスクラン2学期も6月に0.4%の日が有るので(その日のARIAは0.5%)シムーンだけが特別ダメってわけじゃぁない・・・たぶん。僕は10話位まで見て後は録画したまま視聴できてませんが結構面白くなってきましたよ。
ちなみに僕が視聴切ったのは「パワパフZ」と「財前丈太郎」。パワパフZはもはやパワパフじゃない、せめて南里侑香の代わりにMAKOぐらいつれて来いよヾ(`Д´)ノ切るかもと言っていた「牙」はロイアのへたれっぷりがちょっと面白くなってきてまだ見てます。ひょっとして水樹奈々好きになってきたかも。

以下視聴率表

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GUNSLINGER GIRL 7巻

GUNSLINGER GIRL 7
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  • GUNSLINGER GIRL 7
  • 著作者:相田 裕
  • 発売元:角川(メディアワークス)
  • 発売日:2006/07/27
  • 価格: 578円 / 定価: 578円
  • Amazon売上:位

今まで閉塞感の有った福祉公社に新たなフラテッロが参入した事でなかなか面白い事になった。6巻の後半から登場した新義体少女・ペトルーシュカは今までの義体が12~16歳ぐらいの外見だったのに対し18~20ぐらいの風貌で性格も明るい。担当官のアレッサンドロもいつも深刻そうなジャンやジョゼとは対照的にノリが軽そう。
今までの雰囲気が好きな人にとっては不評かもしれないがガラっと空気を変えてきた事に感心した。この作品は悪く言えば「お涙頂戴」的な「感傷的」物語の積み重ねで対テロという事に対する「正義」について殆ど触れてこなかったし義体達も疑問に思わなかった。しかし条件付けの甘いペトラはあれこれ悩むので見てて面白い。海外ドラマの刑事物を見てるような気分だ。
また使い所の難しかったクラエスを引っ張り出したのもなかなか上手い展開だと感じた。多分クラエスは悲劇的な最期を遂げると思うのだがずっと引きこもったまま終わるんじゃなくなっただけでも救いが有るかなと。
しかしペトラ可愛いですね。今までのいたいけな少女っていう感じも綺麗で可愛くていいんですが快活で健康的な魅力が有り、「思想」が有り、そのくせ担当官は「様」付け。今までの教師と教え子みたいな関係から一歩進んだ先輩と後輩チックな関係性とかも面白い。見た目年齢的に(中身は16歳)手出しても問題無さそうだし。
あとはトリエラの髪下ろした格好も良かった。今までツインテールははずせ無いと思ってたけど考えを改めました。トリエラは大人っぽくなっても可愛い。
今回の巻は作者の引き出しが少し見れて評価が一段上がりました。今後他の義体との交流がどうなるのか楽しみ。

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ゼロの使い魔 4話

第4話「メイドの危機」

4話の感想のつもりがうっかり3話と書いてしまったので修正。3話はキュルケのキスをもう少しエロく描いて欲しかったかな、舌入れ表現とか。
初のオリジナルの回ですがこれまたえらく微妙な話を持ってきたもので。サイトとシエスタの関係強化と戦争編の布石に繋がるフーケ戦までに一拍置くのが目的なんだろうけど、どこに見所が有るのか分からん様な話じゃあなぁ・・・。原作未読の人はキュルケの色気とシエスタのキスでそれなりに楽しんだかもしれないけど既読派としては最低限サイトの戦闘シーンぐらい描いて欲しかった。それどころか、剣を握っているのにガンダールヴの力が発揮できないのは原作からかなりかけ離れた処理で、何の目算も無くやっているなら非常に性質の悪い改悪にしかならんのだが。何で素人でも分かりそうな改悪をするかなぁ。1テンポ置くってのは賛成だしコメディー路線もいい、でも変えて欲しく無い点は譲れない。この程度の話をやるくらいなら1巻の「ガンダールヴ 第1章 使い魔の1日」を映像化した方が良かったのに。この分だとオリジナル要素には期待薄目かな。

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アニメ視聴率とゲームの売り上げの因果関係・補足

前の記事:アニメ視聴率とゲームの売り上げの因果関係

うっかり「因果」って書いちゃったけど必ずしも因果関係ではないデータなのでただ単に「関係」って書いた方が良かったな。前記事に関してはコミケ後に時間があればもう少しデータ増やして書き直します。ではまず以下の記事を読んで頂きたい。

水をやり過ぎると、生えたばかりの芽をダメにしてしまう現象<発熱地帯>

これによるとPSPのゲーム「LocoRoco」が7億円(推測)の広告費を掛けて3万本程度の売上しかないということらしい。アニメとは離れますがゲームのための宣伝と言う点でちょっと興味深い話です。で、アニメゲームの方に戻ると、前回初週売上を提示しましたが累計ではどうなっているのかというと・・・完全な数字ではないのですがアニメ原作ゲームの売上は大体10万本前後が上限という奇妙な数字の一致が推測されます。これはファミ通の週間売上ランキングTOP30に載っている間しか観測できないので完全な数字ではありません。しかし2006年上半期のTOP100を見ると(ポケモンやガンダム、DBZは除きます)

50位 .hack//G.U Vol.1              11万9481本 5/18発売
60位 アイシールド21 MAX DEVILPOWER 10万9909本 2/2発売
68位 BLEACH 蒼天に駆ける運命      93183本 1/26発売
69位 NARUTO 最強忍者大集結4      92988本 4/27発売
84位 ジャンプスーパースターズ         79808本 05/8/8発売
88位 NARUTO 激闘忍者大戦4        74658本 05/11/21発売・・・以下略

このように発売時期から考えてもうこれ以上伸びないであろう時期の販売本数で見ても10万越えたのは2本だけ。ガンダム等の特別な作品でも無い限り15万以上の売上はまず望めないでしょう。という事は極端に言うと、どんなにアニメに金を掛けてもキャラゲーの売上は10万程度なのでそれに見合ったアニメ制作費・ゲーム制作費・広告費で臨まないといけないという事ですね。アニメからヒットゲームが出るという幻想は終わったのです。

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ARIA THE NATURAL 第16話&17話

第16話「その ゴンドラとの別れは・・・」第17話「その 雨降る夜が明ければ・・・」

灯里の乗ってるゴンドラが耐用年数を越えてしまったので乗り換えしなければいけなくなって・・・というのを珍しく2話使って描いたお話。ARIAらしいベタベタなお話なんだけどARIAだからこそこういうのもアリになる。
暁を初めて乗せた時の映像を前期の1話で使わなかったのが(計算外かもしれないけど)ここで活きたなぁ。あの時の暁に言われるよりも今の、灯里を気にしている暁に言われる(擬似的にだが)方がグッと来る。藍華の珍しい殊勝な物言い「あんたのゴンドラだもん、しょうがないなぁって思ってるわよ」も良い。
水門の中、夢で老人を乗せる灯里、言うまでも無くゴンドラの精。少し先の分かれ道までという依頼、そしてそこを越えても「もう少しだけ漕いでくれないか」というのは灯里とゴンドラの分かれがたい気持ちの現われですね。
17話の方は正直ちょっと蛇足かなぁという感じが有った、使いまわしのカットも多かったし総集編の代わりみたいな物か。
アリシアの回想、グランマ若すぎない?せいぜい15年ぐらい前の話だよなぁ。パーティーの後、晃達がゴンドラに一言声を掛けて帰っていくんだけど誰一人としてただの道具として扱わず、さも人格が有るかのように話やがる全くこいつ等は(ノД`)・゚・。
一人ゴンドラとの別れを惜しむ灯里に降る雨を気にして傘を持っていってあげる社長がちょっといい。新しいゴンドラの初乗りの日、前のゴンドラとすれ違うシーンは正直やられた。ありがちな展開のはずなのになんかすごい想定外の事された感じで無性に泣きたくなった。嬉しいのか何なのかよく分からない感情なんだけどとにかく泣きたくなった。やっぱ上手いわARIA。

ARIA The NATURAL Navigation.8
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  • ARIA The NATURAL Navigation.8
  • 発売元:メディアファクトリー
  • 発売日:2007/02/23
  • 価格: 4,725円25%OFF / 定価: 6,300円
  • Amazon売上:位
ARIA The NATURAL Navigation.9
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  • ARIA The NATURAL Navigation.9
  • 発売元:メディアファクトリー
  • 発売日:2007/03/23
  • 価格: 4,725円25%OFF / 定価: 6,300円
  • Amazon売上:位

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少女ファイト 1巻

少女ファイト 1 (1)
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  • 少女ファイト 1 (1)
  • 著作者:日本橋 ヨヲコ
  • 発売元:講談社
  • 発売日:2006/07/21
  • 価格: 620円 / 定価: 620円
  • Amazon売上:位

名バレーボールプレイヤーの姉を交通事故で亡くした練(ねり)は鬱々とした気持ちを忘れるため小学校でバレーに打ち込んだが仲間との折り合いが付かず逃げるように全寮制の中学に進学した。名門バレー部で練は実力も心も殺してただベンチを温める。二度と友達を作らず試合に出る事も無いと誓ったはずが怪我した選手の代わりに試合に出る事になってしまった。試合をきっかけに再び練の時間が動き出す。

「G戦場ヘヴンズドア」以来の日本橋ヨヲコの単行本。個人的には今最も注目すべき漫画家の一人だ。青春の痛々しさを描く力は衰えておらず、その分野で漫画界でも5本の指に数えてもいい作家。
中3にして全てを諦めた様な「雑な生き方」する練とそれを見守る幼馴染の滋と未散、裏表が無くいつも悪口(誉め言葉)のチームメイト・千代、練の本当の力を見て嫉妬してしまうキャプテンの小雪、彼等は誰が悪い訳でも無いのに悲しいほどすれ違ってしまう。横暴に見えて「気まぐれな天才より努力した秀才をとる」という監督、チームメイとの退部を止めもせずただ黙って代わりの選手を育てる由良木など人物の配置が実に無駄なく行われている。この構成力は本当に素晴らしい。
伏線が生かされるのは2巻以降なので日本橋ヨヲコ作品に初めて触れる人はひょっとしたら2巻が出てから一気に読んだ方が良いかも知れないが「G戦場」が好きな人なら迷わず買え。

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放浪息子 5巻

放浪息子5
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  • 放浪息子5
  • 著作者:志村 貴子
  • 発売元:エンターブレイン
  • 発売日:2006/06/26
  • 価格: 651円 / 定価: 651円
  • Amazon売上:位

小学5年生の二鳥修一は女装願望の有る可愛い男の子。一方、クラスメイトの高槻よしのは男装願望の有るカッコイイ女の子で二人はお互いの願望をこっそり共有していたが・・・。

志村貴子と言えば最近では百合漫画「青い花」が有名ですが個人的には作者の真骨頂はこちら側に有ると思う。志村貴子はとにかく「子供っぽい」キャラクターを描くのが上手い。クラスの問題児・千葉さんの描写も上手いのだが、4巻で彼女をめぐって男子がケンカしている時に佐々木くんが「でも千葉ってかわいいよな」って言うとそれを聞いていた女子の「えっちゃん」が泣き出してその友達が「ひっどーい、えっちゃん佐々木のこと好きなのにぃ」と無関係な佐々木くんにまで飛び火してクラス中が騒動になるシーンとかのカオスっぷりはこの人にしか描けないと思う。小学生の思考として「有りそう」って思うんだけど自分ではこの発想に辿り着けないなぁ。
5巻では二鳥くん達は中学生になるのですがここに千葉さん以上の問題児が登場してますますカオスっぷりに磨きが掛かる。その問題児・更科千鶴は入学式にガクランを着てくるわ上級生に絡まれたらぶっ飛ばすわ水泳の授業にビキニ着てくるわ、とにかくストレートに自分に素直に生きてる分、思いっきり周りの人間を振り回すのが面白い。今までずっと二鳥くんや高槻さんを振り回していた千葉さんすら振り回してみせる更科さんに志村貴子の引き出しの広さを感じました。その上、女子に嫌われまくっている千葉さんと違ってカラッとしていて気持ちのいいキャラに仕上がっているのもさすが。
あとは部活の顧問に「明日からブラジャーつけな」って言われてショックでぶっ倒れる高槻さんが素敵。個人的には、二鳥くんの事が気になってるっぽい安那ちゃんの出番が少なかったのが残念。この二人くっつけば意外と上手く行きそうな気がするので出番増やしてくれないかなぁ。

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アニメ視聴率とゲームの売り上げの因果関係

テレビアニメの視聴率とその関連ゲームの売上げに因果関係は有るのかどうか調べてみました。結果を先に言うとサンプル数が少なすぎてイマイチな結果になりました。もう少しデータがあれば多少は説得力のある数字が出るかも。売上げは発売された週の物でファミ通調べのデーターを使いました。
好感度順位は<光希桃 Anime Station>の感想率調査の一部を使用、簡単に言えばオタク的な好感度・期待度順位です。2シーズン以上前開始の番組は未入力にしてあります。実質60位ぐらいがビリです(15分以下の番組が含まれる為数ポイント水増しされるから)。視聴率・売り上げ・好感度がなかなか一致しませんね。
■.hack// 視聴率は低いが売り上げも好感度も高い。売上げ/視聴率では最も優秀。
■デジモン オタクの評価は低いが視聴・売上ともに高成績。
■エウレカ 評価は高く視聴は普通、売上は低い。コストパフォーマンス悪し。ただし視聴率は再放送の物。
■武龍 評価は最低、視聴率は普通、売上は最低。なぜこれが1.9%も取れるのか謎。

.hack//だけを見れば、宣伝となるアニメの視聴率が低くてもゲームを売る事は可能という事になる。エウレカはオタク評価層が購買に結びついていない、武龍は視聴率が購買に結びついていないと推測できる。

■PS2 ■PSP ■DS ■GBA

アニメのタイトル・ゲームのタイトル 平均視聴率

初週売上げ

好感度順位
.hack//Roots
hack//G.U Vol.1 再誕
1.1% 76395本 22位
NARUTO
NARUTO-ナルト-最強忍者大結集4DS
6.2% 62480本
デジモンセイバーズ
デジモンストーリー
5.4% 44932本 45位
つよきす
つよきす~Mighty Heart~
22654本
クレヨンしんちゃん
クレヨンしんちゃん伝説を呼ぶオマケの都ショックガーン!
11.6% 14965本
吉宗
吉宗 ポ-タブル
 8973本 52位
アイシールド21
DEVILBATS DEVILDAYS
5.1%  7234本
Soul Link
Soul Link EXTENTION
 6148本 40位
交響詩篇エウレカセブン
交響詩篇エウレカセブン
1.9%  5429本 11位
学園アリス
学園アリス~きらきら☆メモリーキッス~
 3458本
格闘美神武龍REBIRTH
格闘美神武龍
1.9%  3457本以下 57位

 

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涼宮ハルヒの功罪

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」はとても楽しかったがそれだけに影響が大きかった。功の部分ではラノベというか小説のアニメ化というものがこんなに面白くなる可能性が有るという希望が持てた事。なまじ映像化しやすいタイプの原作でなかったことを逆手に「誰も見た事の無い涼宮ハルヒの憂鬱」を作り出した手腕、ただ消化しただけでなく「ファン」としての読者視点で原作を「拡大した解釈」を盛り込む原作に対する理解度の高さ、あえて困難でもっとも効果の高い方法を選ぶ勇気とサービス精神。アニメというジャンル、アニメ化というメディアミックス手段への希望が持てた。「あと10年は戦える」って感じですわ。

逆に罪は何かと言うと功の部分に否定になっちゃいそうなんだけど、下手なメディアミックスには関心が無くなったと言う事です。今まで好きな作品のメディアミックスには食いついていたクチなんですがアニメ版ハルヒという最高のメディアミックス例を見てしまった以上、並のメディアミックスではもう満足できそうになくなってしまった。もう原作をなぞるだけのメディアミックス(というかぶっちゃけコミカライズの事なんですが)はいらない。Fateをプレイして、同人を読み漁って、アニメ版を見て、最後に辿り着いた漫画版を見た時「何回同じ物見せるんだ!?」って思った。もう本編はいいからさ、番外編とか後日談とか見たほうが面白いんですよ、特にオリジナルの部分が有るとか原作の空白を埋めるとか漫画ならではの表現が有るとかじゃなきゃ。漫画版Fateの作者・西脇だっと氏はどう見てもバトルよりも日常パート向きなんだからFate本編よりもhollow描かせた方が絶対いいと思うんですよ。どうせ月刊誌だからオリジナル要素入れてる時間なんて無いだろうし、佳作以上の物になる可能性はだいぶ低い。もう原作から「縮小」したコミカライズなんて見たくない、ちょっとぐらい冒険してもいいから「拡大」した物が見たいんですよ!
だから僕はもうFateの2巻も買わないだろうしハルヒの漫画版もゼロの使い魔の漫画版も買わないと思う。ネットで評判が良かった時にだけ手を出す。なまじレベルの高い物を見てしまうと並の物では満足できない体になってしまう、ハルヒは罪作りですよホント。

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ゼロの使い魔 1話&2話

第1話「ゼロのルイズ」第2話「平民の使い魔」

MFJ文庫のライトノベル原作、ツンデレ魔法少女とこれまたツンデレの少年とのファンタジーラブコメ&バトル。開始前は作画面に不安があったけど動いているのを見ると結構安定してる、公式サイトや宣伝チラシに使われていた絵がまずかったなアレは。OP映像はやけにライトな内容で後に話の中心になるはずの戦争を感じさせる絵は無い。まぁ、この作品先読みが容易なのでネタばれにならないように直前までそういう絵を見せない方が正解だとは思うがシリアス展開に入ったらOPも差し替えて欲しい。ちょい不満なのはアンリエッタ王女の顔が安っぽい事。もう少しお姫様っぽい神々しさの感じられる作画を頼む・・・。そーいや、アンリエッタの英語表記ってヘンリエッタなんだなぁ。

この番組ディフォルメの使い方は結構上手い。顔や体型ごと変えてしまうのではなく目だけディフォルメするのは普段との違和感が少なくて良い。反面、コミカルなシーンが結構削られてるのは勿体無い気もする。「洪水のモンモランシー」とかサイトがドッキリカメラと勘違いしたり夢と勘違いしてルイズに殴らせるシーンとか。
全体的に原作からの改変は気にならないような部分が多いがサイトがこっちの世界にノートパソコンを持ってきていないとか召喚ゲートが他人には見えないとか召喚されたばかりの時に言葉が通じないなどの改変はただ単にそうした方が処理が楽だからそうしてる様な感じがするのはちょっとマイナス印象。言葉が通じないという点については「破壊の杖」の時やシエスタの祖父の話で余計面倒な事になるだけだと思うのだが・・・。今後原作で地球から来た人間が登場しないとも限らないので可能性を狭めない為には原作通りやれば良かったんじゃないかと思う。
あと気になるのはルイズ・キュルケ・タバサ以外の女の子の顔の描き分けが甘くモンモランシー・シエスタ・アンリエッタ・ケティ(1・2話ゲストキャラ)の顔(特に目)が淡白な点。シエスタやアンリエッタはキュルケ達よりもよっぽどサブヒロインとしての重要度が高いのでもう少しキャラごとに魅力ある顔の描き分けが欲しい。
逆にキュルケは原作1巻前半当時よりも何となく魅力的に見える。これで中の人がもう少しパワーが有れば良かったんだが。後半印象が良くなっていくキュルケのキャラに声が追いつくか心配。
演出に関してはサイトの決め台詞「下げたくない頭は、下げられねえ」は叫ぶ様にではなく低く力強く言う感じの方が良かったかなというぐらいでおおむね問題なし。この調子で行けば良作レベルは保てるでしょう。

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バーチャファイター5に見るアーケードゲームの問題

1週間以上前からこのブログを見てる人はお気付きでしょうがアフィリエイトを始めました。何故かと言うとぶっちゃけ勤務先の状態が良くなく僕が無職になる可能性が出てきたので何かの足しにならないかと思った次第です。というわけで珍しくアーケード業界の話などしてみようと思います。

SEGAの名作「バーチャファイター」シリーズの最新作が出ました。バーチャファイターシリーズと言えばオタクで知らない人は居ないぐらいの有名な作品です。ですがウチの店での初日の売り上げは対戦台×2の4台でたったの5千円強、(´・ω・`)しょぼーん。ちなみに「三国志大戦2」は1日1台あたり2万円ぐらいインカムが有ります。今回の導入に当たっての費用は実際の数字を見て無いのではっきりとは言えませんがおそらく300~400万ぐらい掛かってるのではないかと思われます。専用筐体50万×4、基盤50万×2で大体300万、さらにICカードのターミナルやライブモニタもあるので+50万ぐらいは掛かるでしょう。仮に総計400万の費用で毎日5千円しか取れないとすると導入費用を賄うだけで800日つまり2年かかる計算になります。いくらなんでも一日5千円なんて低迷がずっと続くとは思ってもいませんが期待以下の働きであるのは否めません。
さらにバーチャファイター5には問題があって、場所を取る・消費電力が大きすぎるという厄介な代物でもあります。SEGAはバーチャファイターを出す時に合わせて新型筐体を出します。今回はリンドバーグという新基盤のための液晶モニタの少し横に長い筐体を出しました。この液晶モニタ、SEGAが作っている訳では無いだろうから電機メーカーが作った奴を部品として使ってるのだとは思いますがなぜかワイドサイズで横が長い。普通の筐体は大体テレビと同じ縦横比率ですがこの筐体は何故かワイド。一応グラフィックも横長に設計されています。しかし、横長に設計されたバーチャ5を持ってしても横が余ってます。その上縦の長さは通常のモニタより短いのでリンドバーグ基盤のゲーム以外を入れるとすごく横サイズが余ってみっともない事になります。そして画面を縦方向に変更できないっぽいので縦シューティングゲームは実質入れられません・・・。何なんでしょうこの汎用性の低さは。そしてターミナル+ライブモニタとゲームそのもの以外に2台分のスペースをとるので邪魔。
この筐体の消費電力は470W(ちょいうろおぼえ)です。皆さんがお持ちの電子レンジを見てください。たぶん500W~800Wぐらいの間だと思います。つまり470Wという数字は(安目の)電子レンジをず~~っと動かしてるのと同じぐらい電気を食うわけです。恐ろしい数字ですよ。これは恐らく液晶が電気をたくさん食ってるんだと思われますがそこまでして液晶にする意味があったんでしょうか?バーチャ4の時の筐体「ネットシティ」は270Wぐらい、WCCFやガンダムカードビルダーは250W~270Wぐらい、ウチで一番古い筐体「アストロシティ」は140Wでした。これだけ消費電力がでかいと対戦台2セット+ターミナル+ライブモニタで2つのブレーカーに分けて電力を取らないといけないのでちょっとやっかい。

一旦バーチャファイター5用の筐体については置いといて今のアーケードゲームの主流について書きます。今の主流はトレーディングカードゲーム機です。WCCFから始まりアヴァロンの鍵、クエストオブD、三国志大戦と大型のカードゲームが面積の半分以上を占めています。ですが大型機は当然ながら下町の小さなゲーセンには置けません。WCCFのような大型メインモニタ+サテライト8台のゲームは1000~1500万もしますし、場所も非常に取る。そのうえ、もしコケた場合捌きようが無い。保管に倉庫が必要で運搬も大変な大型ゲームは手軽に売買できるものではないですしメーカーと契約しないと払いだされるカードが補充できない等制約があります。今、ウチの店ではガンダムカードビルダーが非常に足を引っ張っていて8台で5千円しか稼げない日もあります。せめてメインモニター(50インチかそれ以上のモニタ2台をくっつけた物)が無くてもゲームが出来る仕様だったら普通の筐体を4台ぐらい置けたかもしれないのにといつも思います。このように最近のゲームは大艦巨砲主義なのにそれを扱うゲームセンター側は導入にしろ取り回すにしろ体力が厳しくなっています。でも、メーカー側はコストを下げたり筐体をコンパクトにまとめたりする努力はしてるように見えません。ライブモニタ有り無しのセットを分けて受注するとかして欲しいですよ。さらに言うと物によっては「筐体込みで買わないと発売日には売らない」とか「マザーボード込みで買わないと発売日には売らない」といった抱合せ販売もよく有るので人気作が早く欲しいのに導入費用が高いので待つしかない中小店がたくさん泣いてるのです。

バーチャファイター5にしろカードゲームにしろこういう「高くてもすごいゲームなんだから黙ってお金を払いたまえ」みたいな感じのやり方は小さなゲームセンターをどんどん潰していってやがて自分の首を絞めると思います。なんかPS3みたいですね。もはやアーケードゲームはオタクカルチャーの中心ではないと思うのでもっと一般時にも楽しめるライトなゲームを作る努力も必要だし購買者であるお店の人間を省みるべきです。いや、もちろん店舗側の経営努力が必要なのは言うまでも無いですけどね。メーカーでしかできない事はメーカーがやってくださいってことで。

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みぞれの教室

みぞれの教室
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  • みぞれの教室
  • 著作者:日高 トモキチ
  • 発売元:角川書店
  • 発売日:2006/07/01
  • 価格: 1,008円 / 定価: 1,008円
  • Amazon売上:位

冴えない高校生・遠藤幹太が珍しく早起きして学校へ行くと教室には何故か水着の美少女が。不思議な空気をまとった彼女はどこか懐かしくそして時々現実感が無い。やけに親しげに接してくる彼女の正体は・・・。

これはちょっと惜しい作品ですね。今時珍しい正統派ミステリアスデレ少女との切ないひと夏の恋愛を描いた作品で絵柄が荒削りでノスタルジーを感じたい年代向け。今時の美少女転校生と言えばやたらテンションが高いとか低いとかツンデレ異能少女がメインで、主人公よりも少し大人びていて(都会から引っ越して来たとか)淡い気持ちを抱くようなタイプは絶滅しかかっている。
で、何が惜しいかと言うと尺が足りてない。何故みぞれが今になって主人公の前に姿を現したのか、吉成さんは何を落ち込んでいたのかというあたりの伏線が消化できてない。もう少し延ばして2巻分の話にするとちょうど良かったと思うのだが。あと、絵柄ももう1・2段階上を目指せると思うので今の良い部分を残したまま少しキャッチーな絵柄に出来れば読者層が広がると思う。あとは掲載誌がドラゴンってのも違う様な気が。アフタヌーンとかの方が受けが良さそう。

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星空キセキ

Yahoo!動画 星空キセキ (7/23まで無料配信)

「星空キセキ」はポスト新海誠になれたのか?なれませんでした。正直言ってかなり足りていない。Yahooの無料配信では約27分の作品となっているがこれはあと5~10分ほどの追加シーンが必要な足りなさ。シーン毎の繋ぎが甘く唐突な展開に感じられたりする場面が多い。無料版がなにかしらカットされたバージョンであるとかDVD版が完全版であるとの表記は今のところ見られないのでDVDで追加シーンが有るかどうか分からないが今からでも補完するべきだと思う。内容を軽く紹介すると

天文部員のこずえはとある場所に隕石が落ちてくる事がなんとなくわかると言って自転車での観測旅行計画を部員に持ちかけるが根拠無い情報と受験前の夏休み2週間という縛りに誰も賛同しない。一人奮起して出掛けるこずえは野宿の最中に宇宙服を着た謎の少年と出会い・・・。

星と少女の恋愛、SF(ファンタジー?)をテーマにした完全オリジナルの作品でネットでの期間限定無料公開の後にDVD化という公開方法をとっている。こうしたスタイルは新しいやり方のモデルとして成功して欲しい気持ちはあるがいかんせん作品が未熟。
まず旅が2週間と言う事になっているので片道でも1週間ほど掛かると言う事だろうがその行程が描ききれていない。その行程描写は「トラックの後に載せてもらう」以下オープニングと共に流れる「料金所の近くで一休み」「スイカ畑を見る」「トンネル」「坂道」と続くのだが時間にして1~2分しかない。こういう日常の中の小さな非日常を描くタイプの作品では最初に十分な量の日常を描いておかないとその後に来る非日常のありがたみが感じられない。1週間もの時間が有るなら旅の初めの方で見掛けた少年の事を考えたり、付いて来てくれなかった友達の愚痴を言ったり、お金が段々足りなくなって食事が貧しくなってきたり、旅先での見知らぬ人とのすれ違いや係わり合いが有ったり、自分の街とは違う景色の街に見とれたり、通りがかったカップルを見て自分も彼氏欲しいなぁとか考えたりして長い時間を表現する事が出来るし表現するべきでもあったと思う。
次にこずえが付けているアクセサリー、これは彼女が子供の時に手に入れた「隕石」で彼女の行動原理を生み出した運命のアイテムである。にもかかわらず少年と会う森のシーンまでそれがクローズアップされないのは前振りが弱すぎると言わざるを得ない。その隕石を手に入れた経緯が後に描かれるのだがこれは順番を差し替えて冒頭に持ってきたほうがまだ効果的だった。
そしてもう一つ重要なファクターである「少年」、こずえは森の中で誰かの声を聞く(彼女自身は自覚して無いが)、これはまず間違いなく少年の声であろうはずが少年は2度目の出会いの時こずえに対して何の反応も示さない。少年は自覚的に隕石を持つ少女に呼びかけていたはずなのでこれは少しおかしいというか演出として弱い。3度目の出会いで少年は何か思うところがあってプラネタリウムの鍵を開けてあげたように見えるのにまた反応が無い。こずえが「声がした」という話をしたにもかかわらず彼女が誰で何故ここに居るのか理解していない。この部分は二人の出会いと謎と解決に関わる問題なのだがここはありがちだが
①少年は無機質な生活に疲れ「隕石」を持つ少女に呼びかける。
②少女は謎の声に引かれ旅をする。
③出会った二人だが少年は自分の正体を明かせず少女は少年が気になるが正体が分からない。
④無機質な生活へと連れ戻される少年、その時奇跡が起きて少女は少年の事を理解する。

こういう流れにするべきだったと思うのだが明らかに配置がミスってる。そのためせっかく呼び出したにもかかわらず少年はこずえが自分の声に引かれて来た事すら理解できないというおかしな状況になる。この作品は要するにこずえ=勇者、少年=捕らわれの姫という配役なんだから二人の関係性が理解できていないのは姫ではなく勇者の方であるべきなのだ。

個人的にこういう作品には頑張って欲しいのだが辛口になってしまう・・・。次の企画に期待。
これを見た後に新海誠の新作「秒速5センチメートル」の予告映像を見てため息が出てしまった。美しさが段違いなのだ。映像美という点においてはジブリ以上で単独トップ、殆どの人間がどれだけ時間や労力をかけようと辿り着けない境地に達してる。僕はまず間違いなくDVD買うでしょう。

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ゼロの使い魔 8巻

ゼロの使い魔〈8〉望郷の小夜曲(セレナーデ)
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  • ゼロの使い魔〈8〉望郷の小夜曲(セレナーデ)
  • 著作者:ヤマグチ ノボル
  • 発売元:メディアファクトリー
  • 発売日:2006/06
  • 価格: 609円 / 定価: 609円
  • Amazon売上:位

作:ヤマグチノボル、イラスト:兎塚エイジ 電撃文庫

アルビオン軍との戦争終結後のお話。戦争の犠牲者という暗い話と妄想学園ハーレムというお馬鹿で萌えな話をザッピングできる作者の頭の構造は異常(誉め言葉)。
第1章でのモンモランシーの台詞が不覚にも泣ける。
「わたしは”水”の使い手。わたしにはわたしの戦い方があって・・・・・・、もっと強くなりたいって思っただけ」「わたしの周りに悲しみがあるのは許せない。あるなら、癒さなくっちゃ気がすまない」
登場した当初はキャラ絵も無いただの脇役だったのにこういうマジな台詞吐かれるとグッと来る。同じようにギーシュもサイト追悼の意を表し銅像を頑張って作る件が良い。いつまでもバカなキャラじゃ困るのでこの調子で少しずつ成長していって欲しい。
マザリーニ枢機卿の一喝とアンリエッタの懺悔も非常に見応えがあった。主君であるアンリエッタに対し一片の情けもかけずに戦争の犠牲者について語るマザリーニのやり方はまさに「心を鬼にして」という表現が合う。この人も最初の方では傀儡政権を目論む悪人かのように描かれていたのにここまで良キャラになるとは思わなんだ。でもいつか死にそうで怖いなー。
ルイズに関してはとにかく痛々しいシーンが多い。対象が居ない所でのデレが痛々しい。実際にサイトが居なくなっていたら夢の中でどんなにデレを発揮しようとただの悲しい話になっちゃうんだろうな。読者はサイトが生きてることを知ってるので悲しむことは無いのだがもしアニメでこの部分を描く様な事があれば(たぶんここまで話は進まないと思うが)わざとサイト生存の描写をしないでおくのも面白いかもしれない。

全体的に暗い話だったにもかかわらず萌えシーンてんこ盛りでそっち方面も満足。特にタバサはノーマークだっただけになかなかの破壊力でした。「やさしくして・・・」とか「キスのしかた、教えて・・・」とか、もうタバサはこっちの路線で行った方が良いのではないかと思いました。他にもシエスタの「パンツはいてない」とかアンリエッタの「次はこの唇に、お情けをくださいまし」とかティファニアの「胸革命」とか色々とエロい。しかし今回でかなりルイズ×サイトが確定してきたのでもうそろそろハーレム状態も限界が来そう。フーケ×ワルドとかキュルケ×誰かとかも見たい。

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断章のグリムⅠ 灰かぶり

「断章のグリム Ⅰ 灰かぶり」
作:甲田学人、イラスト:三日月かける 電撃文庫

「神の悪夢」と呼ばれるモノに触れてしまった人に起きる現実を超越した凶事「泡禍」。それに巻き込まれた普通の?少年・白野蒼衣と「泡禍」を狩る「騎士」時槻雪乃。二人はシンデレラを模した恐ろしい事件に遭遇する。
かなり「痛い話」だと聞いていたのだがなかなか怖いシーンが無くて(序盤の鋏女は怖くなかった)拍子抜けしたけどシンデレラの原型の話で指や踵を切り落としちゃうっていうのは初耳だったのでなかなか怖かった。しかし事件の中心である火葬場以降の怖いシ-ンを読んだ時に何か違和感が有るというか「ひぐらし」をプレイしている時の様な怖楽しい感じがしない。自分はゲームをプレイする時は主人公=自分になるんだけどラノベだとそれができないっぽい。自分が死にそうになる状況じゃないとイマイチ脳内麻薬出なくて快感が得られ無いんだよなぁ。そういう意味では個人的にはちょっと足りないという感想になってしまいました。恋愛系の萌えも無いので個人的には需要の薄い作品かも。でも怖いのは確かなので珍しいホラーなラノベが読みたい人には普通にお薦めできる。
ただ、イラストに関してはかなりアクの強い絵なので食えない人も多いかも。最近の電撃にしてはこういうアクの強い絵柄は珍しい気がするな。各章の終わりにしかイラストを載せない方式や「シーン」を描くというよりは「イメージ」を描くという方向性からして結構考えてイラストを使ってる作品ではあるのですが顔の描き方が何とも・・・。

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涼宮ハルヒの憂鬱 第14話

第14話「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ」

原作の「憂鬱」を読んでいる人ならこのラストが割りとありきたりな事を当然ながら知っている。「憂鬱」はそれ一本で完結しても差し支えない構成であり、「憂鬱」のラスト以降のハルヒに対するキョンの態度から考えるとむしろ「憂鬱」で終わっておいた方がすっきりする。そんな、或る意味未完成な物語を並び替える事によって擬似的に完成度を高め面白さをUPさせた話数シャッフル方式の完全なる勝利だった。これを見た後に全然ハルヒになびかないキョンを見せられるとハルヒ×キョン派の人間はイライラさせられるからなぁ。

冒頭のキョンを起こしに来て一緒に歯磨きする妹可愛いな。勝手にキョンの部屋に入ってはさみを借りてくシーンとかも必要無いんだけど良い。谷口との会話も結構楽しい。「美的ランキングA-」とか「涼宮がうつる」とか、ああこういう馬鹿話を気安く出来る環境って大事だよなぁ。妹や谷口のシーンは非日常との対比をはっきりする為の要素なんだろな。
部室でキョンとマウスの奪い合いをするみくるは本当に可愛いなぁ。言葉遣いのお姉さんっぽさと異性と気安く体をくっつけてしまう年下的な無邪気さのバランスが絶妙。このシーン、長門が二人に注目してるので内心やきもち焼いてんだろうな。
閉鎖空間内、怯えるハルヒも結構良い。キョンの「怖いならいっそ腕にすがり付いてくれ、その方が気分が出る」発言が素敵。この動じなさはハルヒから見れば頼もしく見えるんだろうか。閉鎖空間の学校の外は前回の閉鎖空間と繋がってんのね。長門とのパソコン通信、よくある手紙を読むシーンで書いた人の声が聞こえてくる様な演出をやらない所がいかにも長門のシーンっぽい。「あなたに賭ける」と「また図書館に」を打つ時に長門の逡巡が伺える間の取り方もさすが。長門個人の不利益に繋がるヒント「sleeping beauty」を最後の最後に教えるという会話の構成も上手い。長門としてはなるべくこの手は使いたくなかったという気持ちが伝わってくる。
キスをした後ベットから落ちて目が覚めて頭抱えるキョンのリアクションがいい。「フロイト先生も爆笑だっぜ」って美味し過ぎるリアクションだなぁ。ポニーテールを誉めるキョン→「冒険でしょでしょ」の流れはベタだけどいいね、ポニテ萌えとは分かってるねキョン。キスシーンのハルヒの顔を描かなかったのは正解なんだろな、個人的にはすごく見たいけど。ハルヒ「今日ほど休もうと思った日も無いわね」って言ってるのに来てるのはそこまでしてもキョンにポニテを見せたかったからなんだよなぁ。ひょっとしたらここで初めてハルヒは自覚したのかな?
後日談、中庭に居る女生徒はENOZの二人ですね、キョンと再会して泣くみくるとか胸のほくろの件でポカポカやったりするのがほんと可愛いなぁ。中の人のポンコツ演技の上手さが実に良い。それを後から悪魔の微笑で止めるハルヒも非常に良い。しんみりした時もいいけどやはりこういう傍若無人なハルヒにはニヤニヤしてしまう。最期のキョンの台詞「結局の所最初に話すことは決まっているのだ。そう、まず宇宙人と未来人と超能力者について話してやろうと俺は思っている」というゆったりとした語りがすごいすっきりとして後味の良い締めになっている。このキョンの余裕はつかの間の物なんだけど最終回として持ってくるには格好の台詞だと思う。

何でもこなせて頭もいい美少女が傍若無人に振舞うストーリーに好き嫌いは出ると思いますが個人的にここまで原作に対するリスペクトを含んだ物を見せられると問答無用で釣られてしまいます。あとは原作が色々とアレンジしやすい物だったのも大きかったですね。「蟲師」もアニメ史上で上から数えた方が早いほど原作付きアニメとして再現率・理解度の高い作品だったんだけど原作が改訂するべきポイントを殆ど持たない完成度を持っており、他人の思い付きが入り込めない(「孤高性」とでも言おうか)作品だったので良く出来てるけど必ず見なきゃいけないと原作読者に思わせるような勢いは無かった。それに対し「涼宮ハルヒ」は原作が小説だった事も有るけどアニメ化としての魅力をありったけ詰めたのが美味しかった。
アニメ化と言えば<発熱地帯>で紹介されているMegamiマガジンのインタビュー記事で

小説では人称は非常に重要な枠なのに、映像化の際にそれを意識しない場合が圧倒的に多いですね。『ひぐらし』のアニメ版は、それで大きく失敗していました。圭一の心理がきちんと描かれ、視聴者と圭一の心理が一致することが重要なのに、ふつうに客観的に描いて、上滑りしまくり。アニメ版『Fate』も同様の失敗をしていますね。

というのにすごく納得。ひぐらしはまだしもFateは人称は大事だよなぁ。原作では士郎視点以外に移るときは「Intruder」という体裁を必ず取ってセイバーや凛の視点から描いて彼女達の心情まで描くようにしてたけどアニメではそういった気配り無かったからなぁ。

あと、「涼宮ハルヒはポストエヴァか?」みたいな話が議論されてるみたいだけど個人的にはすごい無駄な議論な気がした。セカイ系的な物語と言う意味ではエヴァと比較する点もあるだろうけど人気だとか話題性だとか変な所で比べてもしょうがないのにな。そもそも「ポスト○○」って言葉自体エヴァの前には無かった言葉だから無理にポストエヴァなんて作らなくてもいいのに。みんなよっぽどエヴァにトラウマ抱えてんだなぁ。個人的にはTV最終回は良かったんだけど。

とにかく京都アニメーションスタッフと谷川先生お疲れ様でした。でも「Kanon」には特別期待はしてませんw
2期目の準備を着々と進めておいて下さい。これからは西の方に足向けて寝られないぜ。ああ、あれだ、今日は七夕なので短冊に「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメ2期目が放送されますようにとか書いとくといいかも。

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