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ブラフマン 4巻

ブラフマン (4)
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  • ブラフマン (4)
  • 著作者:貴島 煉瓦
  • 発売元:ジャイブ
  • 発売日:2006/06/07
  • 価格: 580円 / 定価: 580円
  • Amazon売上:位

この漫画を読んでいると失礼ながら「この漫画を世界で一番楽しんでるの俺じゃね?」とか「この漫画を楽しんでるのひょっとして俺しか居ないんじゃね?」と思ってしまう。いや、コミケでは壁サークルですから固定ファンはそれなりに居るはずだし4巻も出てる訳ですから普通に読者は居るはずなんですが。この漫画はすごく同人的な空気の醸し出された描き方をしていて、悪く言えば大雑把な印象の作品です。背景はリアル系なのにキャラはかなりあっさりとした絵だったり擬音が書きなぐり感の有る荒々しい物が多かったり背景中心の大ゴマを使ったりとざっくりとした感じの画面作りが多々見られる。こういうのは背景スキーとか行間を読む読者にしか理解されにくいので好きなんだけどちょっと心配になる。
話の方も分かる人にはすごく分かるけどそうで無い人にはあんまり面白く無さそうな好き嫌いが大きく出そうなタイプ。でもこの巻の話とかは個人的にかなり感心しました。

主人公・鳴とその妹分のつぐみは二人暮し、そこへお邪魔した女子高生・織葉が目にした物はぐちゃぐちゃの台所。つぐみが慣れない料理をして失敗した結果で鳴は店屋物を取ろうとする。すると織葉が「あたしが見てるトコで小さいコに店屋物なんか食べさせたくないだけ」と言って後片付けから料理までやってくれます。次の日、つぐみは織葉に料理を教えて欲しいと頼むのですが何故か織葉はつれない。その理由を
「昨日思ったけどやたら高そうなフライパンやら包丁あるけどどれも重たいしプロ用の鉄鍋だの鋼の出刃包丁だのってあんたには使えないよ」
と説明し
「まずあんたにも使える道具をそろえて基礎のカンタンなのから始める・・・それならちょっと付き合ってもいーけど?」と言います。このシーン個人的にはすごく感心したシーンで、小学生のつぐみに対して「子供だから無理しなくてもいい」とか漫画で良くあるどうしようもない料理オンチのキャラクターにして片付けてしまうとかの誤魔化しが一切無いのがすごい。身の丈に合わない道具を使い、基礎も知らないうちに難しい料理に手を出そうとして失敗したという理路整然とした事実によって納得させる展開はすごく大人のやり方だなぁと感心しました。これがまた普段は適当で乱暴なキャラである織葉がそういう格好良いことをしちゃうのも美味しいし。こういう、普段馬鹿だけどある1点に於いて突破して格好良く見えるキャラって好きなんだよね。

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