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ARIA THE NATURAL 第11話

第11話「その 大切な輝きに・・・」
暁の兄から初めての指名をもらって上機嫌の灯里。しかし依頼のヴェネツィアングラスの運搬に付き合う職人は何故か不機嫌そう。

今回はこの作品の根底から否定しかねないテーマを扱う話でなかなか面白かった。
ネオヴェネツィアのヴェネツィアングラスは一度途絶えた技術を手探りで復活させた物でヴェネツィアングラスが持っていた本来の伝統を引き継いでいない紛い物ではないかというのが今回の話の中心。これはネオヴェネツィア(ひいてはARIAと言う作品そのもの)を否定する事になる。オリジナルのヴェネツィアはもともとあの形で街が出来ていた訳ではなく必要に迫られてあの形になったに過ぎず海の中に建つというその不便さをわざわざ再現したネオヴェネツィアは客観的に言えば不自然な街であることには間違いない。でもだからと言って不自然なこの街に価値が無いかと言うとそういう訳でもない。
もう一歩引いて考えると、我々視聴者が架空の世界や人物に感情移入したり癒されたりするのは紛い物を見て喜んでいる愚かな行為だという意見も有る。それに対する回答として灯里はそれはそれで街が出来た過程も流れた時間もそこで過ごした人も紡がれた思いもオリジナルとは違う歴史を重ねて成長していると語りそれを好ましく思う自分が確かに存在すると主張する。「我思う故に我有り」じゃないけどその気持ちだけも価値が有る。

今回はディフォルメシーンが殆ど無かったり作画が原作に少し似た感じの線でちょっと面白い感じだった。演出の仕方なんかも話に合ったゆったりとした物で良い。マエストロがアリア社長を見て社長を象ったガラスを作ってあげる所や職人さんが丁寧に皿を包むシーンも良かった。こういう一見意味の無い様なカットを丁寧にこなすのは好感が持てる。
一つだけ不満なのは居眠りの船が灯里達のゴンドラにぶつかりそうになったのを灯里が颯爽とした動作で避けるシーンの見せ方がイマイチだったのがもったいない。

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