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Fateリプレイ

アニメの14話以降ゲームを再プレイしていたがセイバールート終了。ラストバトルのアヴァロン使用シーンとか当時はかなりお気に入りだったけど今見ると少し足りない気も。
でも戦場の丘や朝焼けの丘で「消えない想い」や「THIS ILLUSIONピアノver」が流れたりすると問答無用で切ない気持ちになる。恐らくこの気持ちは他の作品ではそうそう味わえない貴重な物だと思う。これはセイバーという「女の子」を思って切なくなるのではなく、セイバーという「王」を思って切なくなるシーンだから他のゲームやキャラ、それがたとえ凛や桜のルートであっても同じ気分にはならない。人気投票でセイバーが1位を取る所以はこの辺りにあるのかもしれないと今更気付いた。
己を殺し他者を生かす、士郎とセイバーの高潔さが一番光るのがこのルートでありプレイヤーはそこをなぞるだけで自分の心が綺麗なった気がする。これは切嗣が士郎に見せたものをそのまま奈須きのこがプレイヤーに見せているという事だ。士郎が願った「あんな風になりたい」というのをそのままプレイヤーにも思わせるのって結構大変なんじゃないだろうか。女の子に対する「可愛い」だけじゃなく、ヒーローに対しての「格好良い」だけじゃなく、士郎とセイバーという高潔な二人の人間に対する「憧れ」をも描く。これは或る意味信仰にも似ている。届かないと思いつつ届きたい。こんな感情が描けるのはやはり奈須きのこの才能と言うべきか。まぁ、この一点に関して言えば今後奈須本人でも越えるのが難しそうという難題でもあるんだけどね。

色々いいシーンはあるんだけどやっぱり地下墓地で聖杯を否定する二人のシーン『ほほをつたう』『葛藤』『ゆずれぬとが』が潔くて好きだ。士郎が「――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている」「俺は――置き去りにしてきた物の為にも、自分を曲げる事なんて、出来ない」と泣きながら告げた後セイバー視点になって「求める必要など、なかった」「判らぬか、下郎。そのような物より私はシロウが欲しいと言ったのだ」「私が欲しかったものは、もう、全て揃っていたのだから」と聖杯の否定になる流れが上手い。これはセイバーが決定的に士郎に惚れた瞬間だよなぁ。恋愛シュミレーションでも良く見逃されがちな「ヒロインが主人公に惚れる理由(瞬間)」ってのをベストなタイミング(プレイヤーが士郎の高潔さに惚れるタイミング)で持ってくるのは上手すぎる。原作をプレイすればするほどアニメはジャンルの違いにより限界値が見え見えになるのが辛いなぁ。次は凛ルートをやろう。

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