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よつばと!4巻

よつばと! 4 (4)

「よつばと!4巻」あずまきよひこ:作・画
3巻に比べると個人的にインパクトの有る話がなかったのでややテンションは下がるが相変わらず上手い。今回の白眉は「よつばとつくつくぼうし」
冒頭のよつばが向日葵の杖を振って夏を終わらすシーンが上手い。花咲か爺さんのように杖を振るたびに桜の花が咲き乱れる似た様な演出をしたり考えた事の有る人や作品は多いと思うがこれほどしっかりとイメージを結実させた物が描ける人は他にいないんではないだろうか。「よつばと」という作品は極めてリアルな日常生活の上に「よつば」や「父ちゃん」といった大小の非リアル要素を散りばめる事によって面白くなっている。その基本である「日常」がいかにリアルに描けるかによって作品の出来が大きく左右される。リアルな日常を描画するためのスキル有って初めて成立する作品、そのスキルをあずまきよひこ(とそのアシスタント)は十二分に持っている。またつくつくぼうしの回は父ちゃんの受け答えが非常に光った話でもあった。「よつばとばんごはん」の回のつくつくぼうしが夏を終わらせるという会話を受けてよつばはつくつくぼうしを妖精の一種だと考える。三角のシルエット服を用意しあさぎに帽子と向日葵ももらって意気揚々、そこであさぎがつくつくぼうしが蝉である事を教える。急いで帰ってその事を父ちゃんに伝えるよつば。普通の大人なら十中八九「そんな事も知らなかったのか」と言って笑いそうだが父ちゃんはよつばの大発見にちゃんと付き合ってあげる。父ちゃんは現代の大人が無くしてしまった大切な物をしっかりと持ってる。リアルな日常風景と共にこの人も「よつばと!」になくてはならない要素である。

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